一風変わった「日の出」と「夕陽のシルエット」(その335)
(一風変わった日の出)
1月10日、その日の朝、6時半頃に東の空を見ると、日の出の様子が見えた。...
全部読む
(一風変わった日の出)
1月10日、その日の朝、6時半頃に東の空を見ると、日の出の様子が見えた。
その日の東の空は、水平線に薄く雲がかかり、その奥から太陽が昇り始めた。
その頃、西の空では、東京スカイツリー周辺のビル群の窓が「日の出の太陽」を反射して赤く輝いていた。
(夕陽のシルエット)
その日の午後、4時半ごろ、西の空を見ると、富士山の左に「太陽」が沈みかけていた。すこし頑張ってビデオを回していると、何とも表現が難しい、薄い茜色に空や富士山が染まっていった。
グラジエーションが、薄く見事にかかっていた。
この「色表現」は、おそらく映像でなければできないのではないかと、内心感じた。
とにかく「美しい」という一言であった。
閉じる
凍り付く「旧安田庭園」(その334)
1月10日、その日の午前10時ごろ、初場所初日にかかわらず、がらんとした両国の国技館の前を通り、信号を渡り「旧安田庭園」の入り口の門をくぐった。...
全部読む
1月10日、その日の午前10時ごろ、初場所初日にかかわらず、がらんとした両国の国技館の前を通り、信号を渡り「旧安田庭園」の入り口の門をくぐった。すぐに見知った池が目に入ってきたが、どこか違う感じがした。
近づいてみると、表面がところどころ、白く輝いていた。
「氷結」しているのだった。寒さがコートを突き抜けてきた。
楽し気な子供たちの歓声が聞こえてきた。
真っ青に晴れ渡った空の色が、凍り付く水面に「青」く反射していた。
その中を時折、鳥が飛んで行った。
池の周りをぐるりと歩くと、その表面には、多彩な顔が浮かび、また多彩な色に染まっていた。
ある場所では白く濁った氷面が浮かび、またある場所では大きくひびが入った模様が浮かんでいた。
東京にしては、非日常的な風景が突如やってきた。
手はかじかむが、心はなんとはなしに弾んでいた。
めったにお目にかかれない、その風景は、いろいろな面白さを感じさせてくれた。
言ってみれば、普段見慣れていた女性が、突如綺麗な化粧をし、きらびやかな姿に変身する様とでも言おうか。
池の周りを一周して、その日の撮影は終了した。11時半ごろであった。
閉じる
じゅん菜池から里見公園を経て江戸川へ(その333)
1月3日、その日の9時ごろ、市川駅から20分ほどバスに乗って、じゅん菜池に行った。...
全部読む
1月3日、その日の9時ごろ、市川駅から20分ほどバスに乗って、じゅん菜池に行った。
池に着くと、近所の住民とみられる数人が入り口近くの鉄棒等で、体を解していた。
池の中を見ると、鴨が沢山泳いでいた。撮影に絶好の位置で三脚を開くと、餌でも振る舞うのかと勘違いした鴨たちが、クックという鳴き声をしながら、集まってきた。
暫く、ビデオカメラを回していると、その内に餌は諦めたのか、それぞれ散っていった。
札が立っており、そこには「餌をやらないで下さい」という旨のことが書いてあった。折角これだけ集まって、賑やかになったのであれば、パンの屑でも持ってきてやれば良かったと内心思った。
その数は、20羽以上になっていたのではないかと感じた。
それにしても、鴨も餌探しには、必死なのだなと頷いた。
少し歩くと、また鴨や鳥が集まって、遊んでいる情景があった。そこでは正に遊んでいるという表現がぴったりでとしていた。
あるものは、羽根の掃除をし、またある者は他の鴨たちと戯れていた。人間の営みに近いと思った。
その池を出て、登り坂を歩き、里見城の跡地である公園まで1キロほど歩いた。空は青く晴天であった。
更に、そこから江戸川に出ると、モーターボートと水上スキーに乗った人影が目の前に現れた。相当厚手のキルディングコートを着ていても、外に出ている手は凍るように冷たかった。見ている間にスキーがこけた。なかなか水から上がってこない。「大丈夫かな」と思いながら、江戸川沿いを市川方面へと歩いた。
市川駅に着き、時計を見ると、12時ごろであった。
閉じる
「隅田川シーズンズ」内の検索