秋の色に染まり始めた「向島百花園」、「葛西臨海公園」(その401)
9月26日、その日の朝、8時56分市川発の総武快速線に乗り錦糸町駅まで行き、地下鉄半蔵門線に乗り換えて東向島の「向島百花園」に向かった。...
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9月26日、その日の朝、8時56分市川発の総武快速線に乗り錦糸町駅まで行き、地下鉄半蔵門線に乗り換えて東向島の「向島百花園」に向かった。
空はどんより厚い雲に覆われていたが、薄い長袖のシャツで丁度良い気候であった。
9時半ごろ、その門をくぐったが、その頃ポツンポツンと雨が落ちてきた。この園の名物である「萩のトンネル」に向かうと、綺麗に揃った萩の花が迎えてくれた。
鈴虫が絶え間なく鳴き続け、秋の到来を告げていた。暫く季節が運ぶしっとりした空気に身を任せて、「秋の色」に浸ることができた。
40分ほどして、東向島駅に戻り、錦糸町駅で総武快速線に乗り換え、3つ先の東京駅まで行き、そこで京葉線に乗り換え「葛西臨海公園」駅に向かい、駅前からその公園まで歩いた。その間僅か30分余りであった。
久しぶりの臨海公園は、多くの家族連れで一杯であった。
「東京オリンピック」に合わせて作られた瀟洒な花園で、花と海を楽しみ帰宅の途に就いた。
12時20分発の武蔵野線で西船橋駅に向かい、そこで総武線に乗り換えて、市川駅まで戻ってきた。
時計を見ると、12時40分であった。滞在時間が短い旅ではあったが、これから到来する「秋の季節」に心が躍っていた。
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江戸川に沈む夕陽、富士山の姿が、東京スカイツリーが、満月が・・・(その400)
9月19日、その日の午後5時半頃、市川駅から歩いて、江戸川の土手に出た。...
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9月19日、その日の午後5時半頃、市川駅から歩いて、江戸川の土手に出た。
カメラを用意すると、丁度夕陽が沈む直前だった。
急いで、スイッチを押すと、同時に夕陽が赤く燃えながら、落ちていった。
その陽の左に確か、「東京スカイツリー」があるはずだと思い、カメラを横に回した。
そうこうしている内に、更に左方向に「富士山」のシルエットが浮かび上がってきた。
夕陽が沈んで、その裏から影絵の様に、その姿が映し出されてきたのだった。
自宅に戻り、西の空を見ると、まだ「富士山」の赤い残像が綺麗に残り、その右に、「東京スカイツリー」のライトアップ姿が目に入ってきた。
その日の「東京スカイツリー」はいつもと違い、ライトアップの色合いが、2、3秒毎に赤、青、緑等と間断なく変化し、いつものような退屈さを感じさせなかった。
空は澄み、星が瞬き、東の空にはまん丸の月が綺麗に上がっていた。
9月21日、その日は8年ぶりに満月の中秋の名月を満喫できた。
9月23日、雲がたなびく中に、ゆっくりと夕陽が落ちてゆく。
大きく赤く丸い球が、山並みに入ってゆく。
空には、絶え間なく旅客機の姿が浮かぶ。
富士山の影が浮かび、東京が富士山の城下町の様に感じる。
東京スカイツリーに灯が点り、その色が目がぐるしく変わってゆく。
秋の夕焼けが終わり、シーンと静まった夜の情景に変わってゆく。
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落ち葉が舞う、赤トンボが飛ぶ、白サギが遊ぶ、白い雲は流れる。秋はもうそこまで来ている。(その399)
9月19日、その日の朝、JR市川駅から8時53分の総武緩行線に乗って、西船橋駅で武蔵野線に乗り換え、市川大野駅で下車した。...
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9月19日、その日の朝、JR市川駅から8時53分の総武緩行線に乗って、西船橋駅で武蔵野線に乗り換え、市川大野駅で下車した。
そこから、バスと徒歩で、「大町公園自然観察園」に辿り着き、園内に入った。
最初に、鬱蒼とした森の中を歩くと、風が吹くたびに木の葉が舞う情景に出会った。
暫く歩くと、春に来た「薔薇園」に辿り着いたが、そこには少しだけ「秋薔薇」が咲いていた。こんもりした森の向こうの青空には白い雲が流れていた。
赤トンボが飛び、時折、先の尖った枝に止まり、羽根をバタバタとホバリングしていた。
湿地帯の上のコンクリートでできた道を歩いてゆくと、道端に「白い鳥」が長い首をくねらせながら、ゆっくりと歩いていた。
「白鷺」であった。人間が近づくと、少し警戒する仕草が見られたが、そのままマイペースで遊んでいた。暫くその行動をカメラで追っかけてみた。ゆったりと歩き、時折軽く飛び、餌を啄んでいた。
その湿地帯の自然豊かな情景に浸り、秋の訪れの様子を身体一杯に感じた。
目に映るモミジは、まだ青々としていたが、漂う空気は秋そのものであった。
暫く、そんな季節感に浸りながら歩き、途中で購入した「玉の大きな梨」の袋をぶら下げて、市川大町駅にたどり着いた。
台風一過の青空の中で、秋の訪れを予感をしながら、北総鉄道から「東松戸」駅で武蔵野線に乗り換え、帰宅の途に就いた。市川駅で時計を見ると12時を10分ほど過ぎていた。多少汗を感じたが、爽やかな初秋の小旅であった。
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