雨に濡れる薔薇の花(その407)
10月17日、その日の朝は雨だった。...
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10月17日、その日の朝は雨だった。それではということで、先にショッピングを済ませ、午後12時28分市川駅発の総武緩行線に乗り、西船橋駅で東葉高速鉄道に乗り換え八千代緑が丘駅に向かった。
駅に着くと、バスに乗り、「京成バラ園」を目指し、そこに1時半ごろ到着した。
雨が降りしきる園内に入ると、雨を避けられかつ園内を見渡せる場所を見つけ、そこで三脚を拡げ、動画カメラを据え付けた。
秋薔薇のシーズンであったが、さすがに人の数は少なく、それでも時折ファインダーに大きな傘が写しこまれた。
雨に濡れる薔薇の花を追いかけ、普段お目にかからない情景に刺激を受け、カメラを回した。
それでも、固定する景色から脱したいと思い、雨の真っただ中に、傘をさして歩き始め、いつもの「リオサンバ」周辺に行きカメラを回した。
「リオサンバ」は一段と、妖艶なその姿を雨の中に際出せていた。その周辺の赤や白、ピンクの薔薇の花は、雨に濡れ、一段とその美しさを増していた。何よりも全く人影が無く、そのバラたちを独占できたことが、収穫であった。
丁度、ハロウィーンの準備をしていた建物に入り、大きな万華鏡のような飾り物セット(光とバラのインスタレーション)やアイスクリーム畑の造形も独り占め状態で、撮影できた。雨の日の恩典だった。
そろそろと出口に向かい、そこを出ると道路の反対側にバスが来ているのを見かけ、小走りに行くと、奇跡的にもバスが待っていてくれた。
「助かった」と思い、大急ぎで、座席に座り、八千代緑が丘の駅へと向かった。手足は相当に冷たくなっていたが、タイミング良くバスに乗れたので、帰りの旅程は、かなり短い時間で済んだ。
市川駅で時間を見ると、午後3時10分ごろであった。駅を出ると既に雨は上がっていた。厚手のカラーシャツにビニールコートを羽織っていたが、震えそうに寒かった。
17時頃、夕闇の情景がどうなっているかが気にかかり、西の空を見てみると、朝からの雨模様状態から抜け出し、厚い雲が夕闇を面白く演出していた。
<京成バラ園・総集編>
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夕空の美しい抽象画(その406)
10月10日、その日の夕方5時ごろ、西空を仰ぎ見ると、夕陽が雲の谷間に落ちてゆく光景が見られた。
このところ週末には、一か月ぐらい続けて、その様子を見てきた。
感想としては、実に美しい抽象画を見ている心境だった。
更に、東京スカイツリーの灯りが、6時ごろになると点き始める。
東京の街に灯が点き始める。
月が、星が・・・
あけぼの山農業公園に咲き乱れる「コスモスの花」(その405)
10月10日、その日の朝、総武緩行線で市川駅から8時54分発の津田沼行きに乗り、西船橋駅まで行き、武蔵野線に乗り換え、新松戸駅で更に常磐線に乗り換え、5つ目の我孫子駅まで行った。...
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10月10日、その日の朝、総武緩行線で市川駅から8時54分発の津田沼行きに乗り、西船橋駅まで行き、武蔵野線に乗り換え、新松戸駅で更に常磐線に乗り換え、5つ目の我孫子駅まで行った。
かれこれ4回ぐらい、このルートを使っていたので、乗り換えが極めて上手くいき、35分ぐらいで着いた。
そこから15分程タクシーに乗ると、あけぼの山農業公園の「あの風車」にたどり着いた。コスモスが綺麗に咲いていた。
まだ、9時前だというのに、もう既にかなりの人影があった。ここには入場口というものが特別なく、自由にいつでも入れた。
はじめはどんよりしていた空も、いつしか青空が覗くこともあった。
青空になると、白い雲がくっきり見え、その中にピンクや赤のコスモスが色鮮やかに映えてきた。
子供連れが多く、その声が空にこだましていた。薄い長袖にキャンピングコートを着ていたが、丁度良かった。
早速、動画カメラを三脚に取り付け、回し始めた。最初はいつものように三脚の足を目いっぱい延ばして撮影していたが、秋桜の背丈が低いので、それに合わせた高さで、撮り直しをしてみた。
色彩豊かな、その花は、時々微風に左右に揺られていた。シンボルマークの風車と尖がった背が高い杉の木が、綺麗にハーモーニーしていた。
「秋が来たな」と心の中で呟き、その美しさを満喫させてもらった。
帰りは、北柏の駅に出て、来る時と同じルートで、市川駅まで戻ってきた。
時計を見るとまだ11時半ごろであった。気持ちの良い初秋の小旅行であった。
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