落ち葉が舞う、赤トンボが飛ぶ、白サギが遊ぶ、白い雲は流れる。秋はもうそこまで来ている。(その399)
9月19日、その日の朝、JR市川駅から8時53分の総武緩行線に乗って、西船橋駅で武蔵野線に乗り換え、市川大野駅で下車した。...
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9月19日、その日の朝、JR市川駅から8時53分の総武緩行線に乗って、西船橋駅で武蔵野線に乗り換え、市川大野駅で下車した。
そこから、バスと徒歩で、「大町公園自然観察園」に辿り着き、園内に入った。
最初に、鬱蒼とした森の中を歩くと、風が吹くたびに木の葉が舞う情景に出会った。
暫く歩くと、春に来た「薔薇園」に辿り着いたが、そこには少しだけ「秋薔薇」が咲いていた。こんもりした森の向こうの青空には白い雲が流れていた。
赤トンボが飛び、時折、先の尖った枝に止まり、羽根をバタバタとホバリングしていた。
湿地帯の上のコンクリートでできた道を歩いてゆくと、道端に「白い鳥」が長い首をくねらせながら、ゆっくりと歩いていた。
「白鷺」であった。人間が近づくと、少し警戒する仕草が見られたが、そのままマイペースで遊んでいた。暫くその行動をカメラで追っかけてみた。ゆったりと歩き、時折軽く飛び、餌を啄んでいた。
その湿地帯の自然豊かな情景に浸り、秋の訪れの様子を身体一杯に感じた。
目に映るモミジは、まだ青々としていたが、漂う空気は秋そのものであった。
暫く、そんな季節感に浸りながら歩き、途中で購入した「玉の大きな梨」の袋をぶら下げて、市川大町駅にたどり着いた。
台風一過の青空の中で、秋の訪れを予感をしながら、北総鉄道から「東松戸」駅で武蔵野線に乗り換え、帰宅の途に就いた。市川駅で時計を見ると12時を10分ほど過ぎていた。多少汗を感じたが、爽やかな初秋の小旅であった。
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煌びやかに衣装替えした「東京スカイツリー」、更に雲が・・・(その398)
9月15日、その日の夕方7時ごろ、西の空を見ると、スカイツリーの「光り」の感じがいつもと違っていた。
最初は、はるか西方にある台風の影響で、曇りがちの天候が続いていて、久しぶりの「晴れ」姿だったので、やけに綺麗に見えるのかなと思っていた。
だが少し違った。やはり光の装いを変えたのだった。
じっと、見入っていると、先端に薄い雲が懸かり、今まで見たことのない「幻想的」な光景が目に入ってきた。
「ラッキー」と思った。
9月16日、その日も同時刻ごろ、スカイツリーの華麗な姿を見ると、赤を基調に鮮烈な「幟」モードの姿が夜空に浮かんでいた。
鳥は遊ぶ、鳥は舞う、千葉公園の池(その397)
9月12日、その日の朝、市川駅から8時56分発の総武快速線に乗り、千葉駅まで行った。...
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9月12日、その日の朝、市川駅から8時56分発の総武快速線に乗り、千葉駅まで行った。20分ほどの乗車時間だった。
駅を降りると、6分ほど歩き、千葉公園の入り口にたどり着き、中に入った。
白とピンクのハイビスカスの花を横目に見ながら歩くと、大きな池にたどり着いた。湿気が強く感じられ、池には雲がかかっていた。
目に入ってきた、「浜田山」への階段を上り、道なりに歩くと、数年前に「ヒガンバナ」が一面に咲いていた広場に着いた。この季節は、なかなか咲いている花に巡り合ない。その日も期待に反し、1輪ほどしか、咲いていなかった。
それではと思い、入り口とは反対側から、大きな池をベースに撮影することにした。そこからは鳥が結構飛んでいる様子が見えた。とはいっても、いつも飛び交っているのではなく、周期的に飛んでは、後は静寂に戻るといった具合であった。
それでも、数羽の鴨やシロサギがその日の主人公の役目を果たしてくれた。
そのシロサギは、良く動いてくれた。しかも鴨の集団と仲の良いコラボを演じてくれた。
人間の目から見れば、遊んでいるように見えるが、よく見ると、実は必死に餌を探している様子が感じ取れた。
近くの木立の上には、飛んできた小鳥たちが集まって、じっとしていた。
ある瞬間に一斉に飛び立ち、次の遊び場に向かった。湖面を飛び、向こう側の林に、飛んで行った。
池の中には、大きな鯉や亀が沢山遊んでいた。
ぽつぽつと雨が落ちてきたので、その日はそろそろ引き上げることにした。
市川駅に到着すると、時計は11時半ごろを指していた。
湿度が高い日であったが、気分は爽快であった。そろそろ夏の季節は終わろうとしていた。
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