江戸川シーズンズ(その8・花火大会直前)
今日は、7月30日だ。
江戸川の花火大会まで後2日となった。
あれほど、頻繁にやってきた今年の台風も今は凪いでいる。
花火大会開催のグッドタイミングである。
朝起きて、気になるままに江戸川の土手を見ると広大なブルーシートが目に入ってきた。
いよいよ準備の仕上げである。
当日の喧騒を想像させる華やいだ直前の準備状況である。
江戸川花火大会(2013年の映像)
江戸川シーズンズ(その7・花火大会準備)
ここ最近は、毎日暑い日が続いている。
そこで、今日(7月26日)は朝7時出発ということにした。
自宅を出て、江戸川の土手に行く途中、この時間だと小鳥のさえずりが、蝉の強烈な声のなかに聞こえてきた。
江戸川を都側に渡ると、野球の歓声がこの時間でもあっちこちから聞こえきた。...
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ここ最近は、毎日暑い日が続いている。
そこで、今日(7月26日)は朝7時出発ということにした。
自宅を出て、江戸川の土手に行く途中、この時間だと小鳥のさえずりが、蝉の強烈な声のなかに聞こえてきた。
江戸川を都側に渡ると、野球の歓声がこの時間でもあっちこちから聞こえきた。
とは言っても、少し行くと8月1日予定の「花火大会」の設営のためかなりの球場が潰されていた。
あと一週間で、この辺の最大の催しが行われる。
都側だけで、100万人近くの観客が、夏の夜空に咲く華を見にやってくる。
その数や、1万4千発というから、最大規模でしかも隅田川の花火に比べても尺がかなり大きいらしい。
私も昨日、隅田川の花火を自宅で見たが、スカイツリーを挟んで両側の2会場の打ち上げが、小さく見えるだけだった。
それだけに、数キロに亘って大規模な設営が土手と河原に準備されている。
市川側でも同じように、設営が行われ花火大会に力を入れていた。
水鳥が気持ち良さそうに群れを組んで、水面に浮かんでいた。
人々も、ある人は河原で模型グライダーを操り、又ある人は土手から川の流れに視線を垂らし、緑が滴るこの川を楽しんでいた。
夏という季節は、こうして人に安らぎを与え、汗を奪い、感性の浄化を助けてくれるものなのかも知れない。
その時、この江戸川という川は、私に灼熱に輝く夏という風景を味あわせてくれる。
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江戸川シーズンズ(その6)
その日私は、花火大会の準備が進む江戸川を、行徳橋から市川側の新江戸川に沿って、東京湾までサイクリングを進めた。
行徳橋から1キロぐらいきた辺りの東西線の鉄橋周辺の水面には、無数のボートが漂い、釣りでもしているのか大きな動きは感じられなかった。...
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その日私は、花火大会の準備が進む江戸川を、行徳橋から市川側の新江戸川に沿って、東京湾までサイクリングを進めた。
行徳橋から1キロぐらいきた辺りの東西線の鉄橋周辺の水面には、無数のボートが漂い、釣りでもしているのか大きな動きは感じられなかった。
まだ朝の8時ごろだというのに、そこには多くの人々のゆったりとした空間があった。
土手の近くに、大規模な道路工事が見えた。
多分、外郭環状線が東京湾へと下り、湾岸道路と結合する工事ではないかと想像した。
そのせいか、その辺一体は道路以外は、甚だ殺風景な景色が続いた。
川の側では、中まで入って魚でも取っているのであろう人々の姿が見えた。
そうこうしていると、湾岸道路がはっきりと見えてきた。
正に巨大であった。湾岸道路は高速道路部分と一般道部分からなりさらに京葉線を伴っている。
だから、大きな鉄橋が合計6本は見えた。といっても数えたわけではなかった。
そこに外環道路のこれまた巨大な動脈が、合流するのである。
そのインターチェンジは、どうしても凄しい物となってしまうことであろう。
その片鱗が今、私の目の前に姿を表したのであった。
「ほう、馬鹿でかいな」とその時、私は唸った。
その鉄橋群を潜ると、今度は東京湾が見えてきた。
流石に広い情景だった。そしてこの日は潮が満ちていたのか、先日対岸で見たような干潟は目に映らなかった。
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