江戸川シーズンズ(その11)
この「江戸川シーズンズ」は、この回で11回になった。
当初、私は気分転換と健康のために、ここ3年ほど続けてサイクリングをやっている最中、たまたまスマホで写真を撮ってみたところ、結構使えるのではないかと思ったところから始まった。
「江戸川」を選んだのも、住まいから近いところにあるからに違いは無い。...
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この「江戸川シーズンズ」は、この回で11回になった。
当初、私は気分転換と健康のために、ここ3年ほど続けてサイクリングをやっている最中、たまたまスマホで写真を撮ってみたところ、結構使えるのではないかと思ったところから始まった。
「江戸川」を選んだのも、住まいから近いところにあるからに違いは無い。
しかし、偶然というものは面白いもので、この川の沿道には自然の恵みが豊富にあることが理解できた。
しかも地域が企画する花火大会もあり、その準備と後片付けも大規模であった。
普段は行政の影響はそれほど感じないが、こうしたイベントを通して目に見えてそうした力を背後に感じた。
そういえば、毎週走っているあのサイクリングロードも行政の施行の一つなのだろう。
それにしても、この流域には素晴らしい自然と面白い情景が次々と目の前にやってくる。
この資源を楽しまない手は無い。
早朝からボートに乗り、釣りをしながら、ひながゆっくりと休日を楽しむ人がいると思えば、クルーザーに乗り、東京湾に出て大海原を満喫しようとする人々もいる。
水元公園の湖畔に腰をかけ、釣り糸を垂らし、自然の珠玉を吸い込む人々もいる。
この自然の恩恵と偶然の出会いを楽しみにこれからも、夏そして秋を楽しもうと思っている。
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江戸川シーズンズ(その10・宴の後始末)
昨日の8月1日は、この江戸川の最大のイベントである花火大会があった。
今日は6時半に起床し、7時には江戸川にいた。
市川橋を渡り都側の土手を南下し、行徳橋を目指した。
実は、昨日の花火大会の宴の後がどうなっているのか、大いに関心があった。
この時間に、多くの業者の人に混じって一見ボランティア風の多くの人々が、その後片付けに従事していた。...
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昨日の8月1日は、この江戸川の最大のイベントである花火大会があった。
今日は6時半に起床し、7時には江戸川にいた。
市川橋を渡り都側の土手を南下し、行徳橋を目指した。
実は、昨日の花火大会の宴の後がどうなっているのか、大いに関心があった。
この時間に、多くの業者の人に混じって一見ボランティア風の多くの人々が、その後片付けに従事していた。
サッカーの国際大会でも、試合の後しっかりゴミの片づけをして立ち去る日本人の習慣と思われるその風景に遭遇した。
10台以上のゴミ回収車と、その集団によってゴミは手際良く整理され、片付けられて行った。
「凄いものだな」と、その動員力と手際良さに私は舌を巻いた。
行徳橋を渡って、市川側でもその手際良さは同じであった。
見ると、ざっと40個位の緑色の仮設トイレが集団で設置されていたり、「迷子案内所」であったり、特に市川側では、非常通路の存在が目に付いた。「これはかたずけるのも大変だな」と私は呟いた。
私は土手の両側で、約180万人近くの人の波が、僅か2、3時間で形成され、また離散してゆくという激しいイベントの一部始終を昨夜、市川駅南側口を通して見た。
毎年のことであるが、花火大会が始まる前、そして終わった後、駅前は延々と列が出来る。難民収容所のような感じだ。
多くの警察官が出動し、手際よくその大群衆をコントロールしていた。
そして、その喧騒は大会が終わってから、深夜まで続く。
戦後暫く経ってから、ずっと続いてきたこの花火大会、毎年のようにこうして手際良く、コントロールされ、事故も起こさず、次の日曜日の朝には後片付けが終わり、いつもの状態に戻ってゆく。
「えらく手際がいいな」と思わないわけにはいかなかった。
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江戸川シーズンズ(その9・最後の準備)
今日は7月最後の31日だ。
朝起きると、先ず江戸川を見ることになった。
遠くから見る情景は昨朝と一見変わるところが無い。
しかし、次の瞬間、昨日は無かったクレーンがブルーシートの左隅に見えた。...
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今日は7月最後の31日だ。
朝起きると、先ず江戸川を見ることになった。
遠くから見る情景は昨朝と一見変わるところが無い。
しかし、次の瞬間、昨日は無かったクレーンがブルーシートの左隅に見えた。
変化はそれだけだった。
このクレーンで、最後の仕上げをするのか、花火の打ち上げに使うのか、そんなことを想像した。
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