江戸川シーズンズ(その14・鮎釣り)
江戸川放水路を新江戸川と呼ぶこともあるようだ。
旧江戸川よりも、川幅が2倍ぐらいあり、東京湾にも近い。
行徳橋から東京湾に向かって、地下鉄東西線の鉄橋がある辺りは、釣り船やボートが沢山浮かんでいる。...
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江戸川放水路を新江戸川と呼ぶこともあるようだ。
旧江戸川よりも、川幅が2倍ぐらいあり、東京湾にも近い。
行徳橋から東京湾に向かって、地下鉄東西線の鉄橋がある辺りは、釣り船やボートが沢山浮かんでいる。
ここらでは、鮎が結構釣れるようだ。
朝7時頃には、水面を狭しと散らばっている。
東西線の大きな車庫がある行徳の妙典辺りでは、川の土手にバーベキューのテント村が出来ている。
釣りの収穫で、バーベキューを楽しむのか、結構な賑わいである。
土手の上のサイクリングロードの両サイドに展開しているので、私はここにバーベキューストリートとあだ名をつけた。
灼熱の太陽の下で、鮎を焼いてほうばる。
まさに、夏からの授かりものである。
この川の流域で、このような営みは、ここだけのものだ。
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江戸川シーズンズ(その13・三番瀬)
8月9日、今日は『三番瀬』を目指すことにし、江戸川の土手に出ると、そのまま湾岸道路まで一機に走った。
7時過ぎだというのに、散歩をする人々で土手の上は賑わっていた。
その中を、かいこぐりながら、私は市川側の土手を右手に数百隻浮かぶボートを垣間見ながら、左手に建設中の外環道路に沿いながら30分程、走っていくと巨大な湾岸道路が見えてきた。...
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8月9日、今日は『三番瀬』を目指すことにし、江戸川の土手に出ると、そのまま湾岸道路まで一機に走った。
7時過ぎだというのに、散歩をする人々で土手の上は賑わっていた。
その中を、かいこぐりながら、私は市川側の土手を右手に数百隻浮かぶボートを垣間見ながら、左手に建設中の外環道路に沿いながら30分程、走っていくと巨大な湾岸道路が見えてきた。
湾岸道路とJR京葉線をこぐると、東京湾が見えてきた。
そこから湾岸道路の歩道部分を見つけ、真間川を渡った。
この辺は今、湾岸線と外環道のインターチェンジの建設中で大工事を行っていた。
凄い工事で、片側四車線の道路が2組ある湾岸道と片側三車線の組み合わせになるのだろうそのインターチャンジは、日本橋箱崎よりも、三郷のインターよりも巨大な構造物になるのではないかと想像させた。
その工事中の複雑な構造の中で、歩道を見つけながら、やっと京葉線「二俣新町」の駅にたどり着いた。
そこから、更に東京湾に向かって10分ほど行くと、三番瀬にたどり着いた。
期待していた海鳥は、2羽しか見当たらなかった。
遠くに、数隻の貨物船が見え、近くやってきた貨物船は手にとるように見えた。
ゆっくり接岸する貨物船の辺りから、その為の警報音が聞こえてきた。
海浜には、瀬がずっと続いており、土を掘ると貝類が簡単に取れそうな様子だった。
向こうには、三脚をつけたカメラを構えている人々が見えた。
少し歩くと、海に突き出たコンクリート作りの直線の回廊があった。
500メートルはあるのだろうか、突先まで歩いて行くと2人ほどの中年の男が、見晴らしの良い場所で故郷の話をしていた。
ここには、もう一度、秋に来て見たいと思った。それも夕方、陽が沈む頃が良さそうだと感じた。
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江戸川シーズンズ(その12・真夏の花火大会)
8月1日は、江戸川の花火大会の日であった。
夏の真っ盛りに咲く夜空の華に、しばし湿気のある熱帯夜も忘れることが出来る。
最近では、ハート型や鮮やかなブルーを実現するなど新種の花火が増えてきた。
この江戸川の名物花火は、「富士山」である。...
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8月1日は、江戸川の花火大会の日であった。
夏の真っ盛りに咲く夜空の華に、しばし湿気のある熱帯夜も忘れることが出来る。
最近では、ハート型や鮮やかなブルーを実現するなど新種の花火が増えてきた。
この江戸川の名物花火は、「富士山」である。
川面近くの低い位置で、富士山の形を模した山景が仕掛けとして浮き上がり、上空では、華やかな花火がところ狭しと打ち上げられる。
初めて見る人々は、「あっ」と声を出し、2度目の人は「ううん」とうなずく。
花火師の創造力を感じる。
今年は、従来よりも高い位置で、開く花火が印象的であった。
南風が強く、煙が邪魔をして、打ち上げの間隔が短くなると、煙幕により花火が見えなくなることがしばしばである。
その時、煙幕の更に上空で、「ズドーン」「ぱっ」と花咲く花火の美しさは格別である。
今年の花火シーズンも峠を越えてきた。
「日本の夏の夢物語」もいよいよ秋へ向かってゆく。
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