旧江戸川から臨海公園(その20)
9月20日、今日は旧江戸川を東京湾に向かって、行けるところまで行ってみようと考えた。
8時ごろ、家を出て市川側の土手を行徳橋まで南下し、その橋を渡り、例の秘密の小道から行徳側を旧江戸川の土手(実際にはコンクリートの壁になっている)に沿って今井橋まで走った。道の脇には、赤いダリアの花などが咲いていた。
今井橋を江戸川区に渡ると、妙見島を横に見ながら、ディズニーランドのお城が見える方角を目指して、一気に葛西臨海公園まで走った。...
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9月20日、今日は旧江戸川を東京湾に向かって、行けるところまで行ってみようと考えた。
8時ごろ、家を出て市川側の土手を行徳橋まで南下し、その橋を渡り、例の秘密の小道から行徳側を旧江戸川の土手(実際にはコンクリートの壁になっている)に沿って今井橋まで走った。道の脇には、赤いダリアの花などが咲いていた。
今井橋を江戸川区に渡ると、妙見島を横に見ながら、ディズニーランドのお城が見える方角を目指して、一気に葛西臨海公園まで走った。
湾岸道路とJR京葉線の下を通ると、鬱蒼とした森が連なってきた。そこが葛西臨海公園であった。
その入り口から入ると、先ずこんもりとした森林が、そしてサファリパークのような綺麗な道が整理されていた。
水鳥を観察するべく、所々に観察所が設置され、多くのカメラマンが500ミリほどの大きな望遠レンズを装備したカメラを三脚の上に載せていた。
その森の向こうに、ドーム型のマグロ水族館や大観覧車が見えた。
暫らく行くと、なぎさの橋に行き着き、自転車を降りてその橋を渡った。
浜辺では、多くの人たちが、押し寄せては引く波を、そのリズムに合わせて戯れていた。
のどかなその情景の向こうには、東京のビル群が見えた。
まさに東京の海辺そのものだった。
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江戸川シーズンズ(その19・豪雨のあと)
9月13日、今日は久しぶりに市川橋を渡り、江戸川を北上し柴又の「寅さん公園」を目指した。
起床が遅く、出発時間は9時を回っていた。空はどんよりとして予報では午後は荒れ模様になるとのことだった。
市川橋から見る江戸川の河原は、いつもであればそこかしこで、野球に興じる多くの子供たちとその歓声が聞こえてくるのだが、今日はその野球場が先日からの豪雨の為に、ところどころ大きな水溜りが広がっていた。...
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9月13日、今日は久しぶりに市川橋を渡り、江戸川を北上し柴又の「寅さん公園」を目指した。
起床が遅く、出発時間は9時を回っていた。空はどんよりとして予報では午後は荒れ模様になるとのことだった。
市川橋から見る江戸川の河原は、いつもであればそこかしこで、野球に興じる多くの子供たちとその歓声が聞こえてくるのだが、今日はその野球場が先日からの豪雨の為に、ところどころ大きな水溜りが広がっていた。
9日頃自宅から、江戸川を覗いてみたら、河原の野球場はただの一面も見ることが出来ず水没していた。
江戸川は、利根川の支流なので、あの豪雨でこのような状態になったのだと理解した。
市川橋を渡ると、いつもは河原に降りるのだが、降り口には「お知らせ・台風18号の影響により・・・」と断り札と共に、ゲートが閉まっていた。
人と自転車が通れるぐらいの隙間が空いていたので、そこから河原へと下った。
JR総武線、千葉街道、京成線の鉄橋の下を走り、小岩菖蒲園に着いた。
あの豪雨で、ここは水没していた兆候が、随所に見えた。
そこから、土手へと一気に上り、北総線の鉄橋の下をこぐると、「寅さん公園」が見えてきた。
「寅さん公園」では、フリーマーケットが開催されており、多くの人々が集まっていた。
隣接する「山本亭」の庭園は、どこか大正・昭和の匂いを感じるしっとりとした佇まいであった。
私は、この庭園に来るのは初めてであったが、「ほー、こんな庭園がここにあったのか」と感慨に嵌った。
今日は、出かけるのが遅かったので、その公園で40分ほどの時間を費やし、帰路へと着いた。
その帰路で、私は思いがけない出会いを果たした。
「水鳥の群集」である。
河原が、豪雨によって、水をかぶり、沼化して、そこに餌を求めた水鳥が群集してきたと見える。
江戸川の下流に野鳥との遭遇を求め、三番瀬や野鳥の楽園などを巡ったが、そこでは野鳥の群集を見ることが出来なかった。
いやー感動した。それが思いがけないところに群集していたのだった。
懸命にシャッターを切った。
意外性を胸に抱き、そのまま市川橋に向かった。
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江戸川シーズンズ(その18・夏から秋へ)
9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。...
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9月6日、私は3週間ぶりに市川側の土手を行徳橋に向かって走った。
今日もスタートは、少し遅く8時半を過ぎていた。
このところの空模様は、どんよりして重っ苦しい天候であった。
行徳橋の下を走り、あっと言う間に東西線の鉄橋まで来てしまった。
その辺りは今日もボートが沢山浮かんでいた。
今日は、加えて屋形船も数隻その中に混じっていた。
東京湾岸道路の近くまで行くと、腰の辺りまでずぶっと川に入り釣りをしている人々が10人ほど見えた。
「この気温では、腰が冷えてしまうのではないか」と気になったが、良く釣れるのか、行くたびに人の数が増えていた。
JR京葉線を潜ると、そこは江戸川と東京湾の境目辺りになった。
今日は、陸地が続く少し内側に入って、更に南下してみた。
こんもりとした人っ気のない歩道がずっと続いていた。
左右は、巨大な倉庫や工場が続いていた。
更に進むと、岸壁に到達した。
数人が岸壁に腰をかけ、釣り糸を垂らしていた。
見ると、大きな貨物船が目の前で、クレーンを使い貨物を陸揚げしていた。
確かにここは、港湾のようであった。
先日、その縁まで歩いた、三番瀬の長く海に突き出した遊歩道が左手に伸びていた。
自宅から見えるその東京湾の縁にある高く目立つ建物は、想像通り倉庫ビルだった。
こんもりと人っ気のない歩道を走って、江戸川との境目まで退き返し、そのまま帰路に着いた。
土手は、緑が薄れ秋の気配が忍び寄ってきていた。
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