秋深し(その26)
11月1日、早いもので今年も後2ヶ月となった。
今日は、亀戸中央公園を目指して、江戸川を渡り蔵前橋通りを一直線に走った。時計は8時40分頃だった。
朝、会社への通勤の際に電車の窓越しの、気になる情景を確かめる狙いがあった。
荒川の長い鉄橋を渡った河原に、ピンク色の小さい花の咲いた大きな花壇がこの季節には毎日見える。...
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11月1日、早いもので今年も後2ヶ月となった。
今日は、亀戸中央公園を目指して、江戸川を渡り蔵前橋通りを一直線に走った。時計は8時40分頃だった。
朝、会社への通勤の際に電車の窓越しの、気になる情景を確かめる狙いがあった。
荒川の長い鉄橋を渡った河原に、ピンク色の小さい花の咲いた大きな花壇がこの季節には毎日見える。
次の旧中川を渡ると、紅葉した木々が見える一帯が目に入る。
実は、そこに着くまで、その公園の名前すら知らなかった。
平井大橋を渡ると、荒川の河原に下りてみた。
想像していた通り、そこには赤とピンクのコスモスの花が一面に咲いていた。
一輪一輪は、可憐だが一面に咲く様は、彩があって華やかに感じた。
今日は10時から、その河原を市民がロードレースを開催するのだと聞いた。
そこから、もう一度、蔵前橋通りに出て、旧中川を渡ると、そこがお目当ての公園だった。
予想通り、川沿いに素晴らしい秋が感じられた。
川面には、5人乗りのボートが何艘も水の上を走っていた。
公園の中に入ると、小鳥たちのさえずりが聞こえてきた。
もう別世界である。
予想外に広い公園は、総武線を跨って広がっていた。
空を見上げると、秋らしい筋状の雲とスカイツリーが対照的に浮かんでいた。
その佇まいに「まだまだ知らない、心が和むところがいろいろあるんだな」と思った。
帰り道、私を追い越して行ったサイクリング車の後ろに「ただいま全国一周中」とのサインがあった。
今日も素晴らしいサイクリングだった。自宅に戻った時、時計は11時30分だった。
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秋の水元公園(その25)
10月25日、今日は都立水元公園を目指して、江戸川の土手を北上した。
風が強い日であった。昨晩からの「木枯らし一号」らしいが、それほどの寒気は伴っていなかった。
少し早いと感じたが、目的は紅葉狩りにあった。...
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10月25日、今日は都立水元公園を目指して、江戸川の土手を北上した。
風が強い日であった。昨晩からの「木枯らし一号」らしいが、それほどの寒気は伴っていなかった。
少し早いと感じたが、目的は紅葉狩りにあった。
柴又の寅さん公園、金町浄水場を通って、水戸街道、常磐線、そして千代田線の鉄橋の下を潜り、また土手の上に上がるとすぐに、目的地の桜並木へと土手を降りた。
アップダウンが続き、少しきつかったが水元公園に辿り着いた。
約半年前の初夏にここに来た時のことが、蘇ってきた。
その時は、蓮の花が咲き、菖蒲の花が咲き誇っていた。
今日改めて見ると、蓮の花は枯れて、菖蒲の花もなく寂しげな風景に見えた。
しかし、よく整理された森林は、綺麗な佇まいを醸し出していた。
緑の木々の中に、紅葉に染まった木立はないか探ってみたが、数本のものしか目につかなかった。
この公園は、湖というか大きな川のように森の中に細長く水面が続いていた。
今日は、更に奥に入っていった。すると大きな駐車場に、紅葉した並木道が見えてきた。
この一角だけは、紅に染まった秋を迎えていた。
更に、奥へと入っていくと、「中央広場」という看板に出っくわした。
表現できないほどの、広い草原が広がっていた。
更に奥がありそうなので、探検を続けた。
しーんと静まり返ったところで、人々が双眼鏡を構えていた。カワセミを見ることができるらしい。
だが残念ながら今日のところは見ることができなかったので、折り返してくると、今度は「白と黒の大きな水鳥」に出会った。
そっと、近づきスマホのシャッターを何回も押した。何か別世界に来たような不思議な雰囲気に包まれた。
こんな素晴らしい空間もあるのかと心に刻みながら、帰路に着いた。
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荒川から臨海公園(その24)
10月18日、この日は7時50分に自宅を出て、一目散に荒川・中川経由で、葛西臨海公園に向かった。
3週連続で、荒川・中川に向かうことになった。
いつものように、市川橋から蔵前橋通りを使い、環七を経て、小松川橋から荒川・中川の間のサイクリングロードに入った。...
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10月18日、この日は7時50分に自宅を出て、一目散に荒川・中川経由で、葛西臨海公園に向かった。
3週連続で、荒川・中川に向かうことになった。
いつものように、市川橋から蔵前橋通りを使い、環七を経て、小松川橋から荒川・中川の間のサイクリングロードに入った。
虫の鳴き声が、秋を感じさせた。
暫らく走ると、頭上の首都高速が2本に分かれ、一方は左に大きな曲線を描き分岐していった。
先を見ると、荒川と中川が合流して、幅の広い大河となっていた。
その向こうには、その川を渡る長い橋が見え、中央は背の高い船が通れるように抉れた形状となっていた。
走ってきた道は行き止まりだったので、一つ前の橋まで戻り、中川を渡り、今度はその土手を走った。
その土手は、よく整備ができており夜間でも走れるのか、照明がある間隔で設備されていた。
その辺りからは、臨海公園のシンボルである大きな観覧車が目に入ってきた。
海が見えてきた。東京湾に辿り着き、大きく左に旋回すると、臨海公園の中に入った。
臨海公園で、海を見ながら、おにぎりを2つ食べ、腹ごしらえを済ませ、帰路に向かった。
帰路は、荒川を渡り、その土手の上を走った。
小松川の千本桜公園を抜けた。
壮大な桜並木がずっと続いていた。
是非、来春に来たいと願った。
荒川の土手を走るのは、初めてだったが、兎に角広い川だということが分かった。
そのまま、小松川橋を渡り、家路に着いた。
市川に着いたのは、11時を回っていた。
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