梅の花がもう開いた(その35)
1月17日、この日は10時頃自宅を出て、市川側の土手を里美公園を経て、じゅんさい池まで自転車を飛ばした。
この時間になると、寒さはそれほど感じなかった。
じゅんさい池では、もう梅が蕾どころか小さな花が咲き始めていた。...
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1月17日、この日は10時頃自宅を出て、市川側の土手を里美公園を経て、じゅんさい池まで自転車を飛ばした。
この時間になると、寒さはそれほど感じなかった。
じゅんさい池では、もう梅が蕾どころか小さな花が咲き始めていた。
「今年は確かに暖冬だ」とその姿から実感した。
池では、鴨が水面に広がって遊泳していた。
あるところでは、なぜか鴨に加えて、鯉までもその姿を現していた。
池とはあるが、実際は大きな庭園のようなものであった。
その庭園を静かに散歩すると、キジバトが木の枝に止まっているのが見えた。
写真にすると黒っぽい鳥に見えるが、実際は尾の部分が黄金色に輝いていた。
シーンとした静寂の中、散策する人々の気配が少し感じた。
冬の侘びの中に、鴨が泳ぎ、梅林やソメイヨシノ、松の木などが綺麗に調和し、居心地の良い静けさを醸し出していた。
出口のところでは、池の入水のところで、カラスが行水している有様が目に入り、興を感じた。
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新春の川面の輝き(その34)
2016年1月10日、この日私は10時過ぎに出発し、江戸川を市川市側の土手を東京湾に向かって走った。
この日は、1月だというのにこの季節の寒さは感じなかった。
南下する私に、江戸川に注ぐ太陽の光が、川面に反射しきらきらと輝いて見えた。...
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2016年1月10日、この日私は10時過ぎに出発し、江戸川を市川市側の土手を東京湾に向かって走った。
この日は、1月だというのにこの季節の寒さは感じなかった。
南下する私に、江戸川に注ぐ太陽の光が、川面に反射しきらきらと輝いて見えた。
土手では、この日の陽気もあってか沢山の人が散歩やジョギングを楽しんでいる様子が見えた。
行徳橋の手前に差し掛かると、土手下にいつもは下るのだが、そこは新たな橋桁を建設しており、迂回道になっていた。行徳橋が老朽化し新しい橋に切り替わるようだった。
少し行くと、妙典と原木中山を結ぶ橋の工事が見えてきた。
最近の工法だと、橋を工場で造り、輸送し、長い橋をある長さで継ぎ足して完成させるようだ。
出来上がった橋の上に、同じ長さの橋が吊るされていた。後は移動し連結させて完成するように見えた。
左手は、外環道路が7分どうり出来上がってきているようだった。
この辺の建設ラッシュには、土手の左右共に激しいものを感じた。
湾岸線と京葉線に出ると、その外環道とのインターチェンジの巨大な建設工事現場が目の前に展開された。
正に巨大。
京葉線の架橋をこぐると東京湾が見えてきた。
ここでも東京湾が太陽の光を浴びて輝いて見えた。
私は、土手の中腹のヒダのようなところまで降りて、そこでベンチに腰掛けるようにその海を見下ろした。
風は少し肌寒く、春のようにうららとは、いかないが何か心地よさを感じ、暫らく海を見ていた。
その後、帰路を急いだが、東西線の鉄橋辺りで、リモコングライダーとでもいうのだろうか、中年の男性2人が、グライダーを砲丸投げのように空に向かって飛ばし、リモコンで操って遊んでいる姿を見かけた。
また新たな遊びが生まれているようだった。
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柴又で寅さんと昭和ロマン(その33)
12月20日、9時少し回った時間に、住まいを出て市川橋を渡り、都側の江戸川の土手をリニューアルされたと聞いた「寅さん記念館」へとまっしぐらに走った。
多少向かい風で、冷たかった。
江戸川に面した寅さん公園には20分程度で着いた。...
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12月20日、9時少し回った時間に、住まいを出て市川橋を渡り、都側の江戸川の土手をリニューアルされたと聞いた「寅さん記念館」へとまっしぐらに走った。
多少向かい風で、冷たかった。
江戸川に面した寅さん公園には20分程度で着いた。そこに自転車を置いて日本庭園を記念館へと降りていった。
紅葉が枯れ果てた木々が、本格的な冬の訪れを語っていた。
500円の入場料を払い、寅さん記念館に入るとそこは「男はつらいよ」の世界であった。
山田監督や撮影係、照明などのクルーが集中し撮影している現場再現のシーンがセットさ
れていた。
更に奥に入ると、車寅次郎の実家の草団子屋や帝釈天が昭和レトロ風の中に作られていた。
圧巻は、全48作品のサビの部分を動画で見られるコーナーで、毎回出場する各マドンナとのワンシーンをダイジェストで見られるシステムであった。
葛飾柴又駅のセットに、門前市の商店街がずらりと並び、
かっては、人力電車というその模型と車内に並んだ客席シートが、昭和の面影を強烈に醸し出していた。
私は、柴又で寅さんに昭和の時代に引きずり込まれ、そこで浸り、心はすっかりほんわかしていた。
帰り道に、総武線の鉄橋の下で、オートバイのモトクロスを楽しんでる風景に出会った。
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