春の兆しを探しながら、江戸川から田子ノ浦部屋、そしてカルガモと花の蕾に(その83)
1月29日、その日は9時半頃に自宅を出て、市川橋を渡り、土手を少し南下すると、江戸川病院のところで住宅街に降りた。...
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1月29日、その日は9時半頃に自宅を出て、市川橋を渡り、土手を少し南下すると、江戸川病院のところで住宅街に降りた。
この「江戸川シーズンズ
その22」で、取り上げた田子ノ浦部屋にもう一度行ってみたいと思ったからだった。
今は時の人となった新横綱「稀勢の里」が所属する相撲部屋である。2年半前もそうだったように、その部屋は、19年ぶりの日本人横綱誕生であるとか、「明治神宮」での奉納土俵入り等で、連日取り上げられている相撲部屋であるが、小岩の何気ない住宅街の一角にあった。
江戸川病院の横から、ほぼ真っ直ぐに入り、柴又街道の手前辺りで、右を向くと、少し奥まったところに「田子ノ浦部屋」と銘した木製の看板が目についた。
時折、相撲ファンのような人が、そこでスマホを掲げ写真を撮っては、一言二言つぶやき引き返して行った。
間口は狭いが、よく見ると奥行きの広い3階建ての建物であった。
2回そこを通ったが、2回目は、体の大きな一見相撲取りと思しき人物が玄関に入っていっただけで、看板がないとそこが相撲部屋だとは、誰も気づかないようなところであった。
「最近の相撲部屋はこんな感じのところが多いな」と誰かがスマホを掲げながら呟いた。それでも近くの建物の玄関に「祝い。横綱昇進、稀勢の里関」と目立つ幕が垂れていた。
そこを引っ返して、もう一度江戸川の土手に戻り、今度は市川側の土手まで行った。土手に整備された桜並木の木々を見ると、つぼみが・・、いや花びらを見つけた。
まだ探さないとみつからないピンクの花びらを見つけた。桜だけではない。ボケの木にもつぼみが見えた。「春は近いのかな」とちょっと驚いた。
更に、土手から降りて川に近づくと、川の中でおびただしい数のカルガモが泳いでいる姿が見つかった。その向こうには遠くスカイツリーが見えた。
白鷺も餌を啄んでいた。じっとスマホで撮影していると、そのうち羽を広げて飛んで行った。
その間、約1時間半ぐらいの散策的サイクリングを楽しんだ。空は曇天ではあったが時折青空も見えた。手元のウォッチでは8℃であった。
もう一度寒気はやってくるのだろうが、春は近いかも知れないと少し気が軽くなったような気がした。
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(その83)MAP
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再びじゅん菜池へ(その82)
1月22日、その日の朝も冷えていた。...
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1月22日、その日の朝も冷えていた。9時過ぎ頃に市川駅から「国分操車場」行きのバスに乗り、「じゅんさい池」に向かった。
ガラガラのバスは、国府台病院を過ぎると、バス一台がやっと通れるような一方通行路を通り抜け「じゅんさい池」の停留所で止まった。
じゅんさい池に入ると、空気は一変し、水と緑に覆われた一帯となっていた。
水の上には、カルガモが思い思いに水中を遊泳し、餌を探していた。
お目当ての梅の花は、残念ながらちらほらしか咲いていなかった。
白鷺が餌をついばみ、時には羽を広げて空中を飛んでいた。
しばらく行くと小さな橋があり、そこにはに錦鯉が固まって泳いでいた。
池は日本庭園風に、良く整備され、和風の雰囲気を醸し出していた。
梅林まで行ったが、やはり花は開いていなかった。
その代り、椿の花が咲いているのを見つけた。
萎れ加減ではあったが、それでも真っ赤なゴージャスな花弁はまだ残っていた。
白鷺が、置物の様に微動だにせず、沼地に止まっていた。
カルガモが傍で、2羽しきりに餌を探していた。水面に白い軌跡を残して、泳ぐカルガモの水中の足を見るとゆっくりと水をかいでいた。
太陽の光が水に反射していた。
帰り道、国府台病院まで歩いてみると、その駐車場に白梅と紅梅が咲いていた。
足元には、銀杏の葉が堆積していた。
そこからバスに乗り、市川駅まで戻った。
ウォッチを見ると11時半になっていた。温度は7℃であった。
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