2月5日、その日の天気予報では、午後は雨模様になるとのことだったので、8時半に自宅を出た。
手元のウォッチを見ると、6℃ぐらいで、寒さを感じたが、それほど厳しいものではなかった。
江戸川に出ると、先ず市川側の土手に上がり、前の週に蕾を持っていた桜の花がどれほど開いたのかチェックしたく思い、桜並木へと急いだ。
遠くから見ると桜色に染まって見えたが、近くで一本一本の花びらの様子を見ると、まだ5分咲きであった。
引きっ返して、市川橋を渡り、土手を北上して、水元公園を目指した。冬の水元公園を見てみたいと思った。
空を見上げると、やはり厚い雲が散らばっていた。
寅さん公園を過ぎ、JR常磐線の下をこぐり、坂を土手に上がり、しばらく走ると、土手から降りて水元公園の導線に入った。
水元公園へ入ると、やはり寒々としていた。公園の中の湖には大群のカルガモが浮かんでいた。
水元大橋を渡り、奥に入ると、メタセコイアの森林に入った。この公園には1800本植樹されているとされ、20メートル位の高さの木々が続いた。
さらに奥には、自然のサンクチュアリーが整備され、その窓から野鳥の振る舞いを観察した。
そこから見る鳥たちは、自然の中で、枝に止まってじっとしているかと思えば、空と水の間を翼を広げ、悠々と飛んだりして、思い思いに遊んでいた。
静けさ故か、太古に還ったような雰囲気に襲われた。
静まった自然の中をひとしきり走り、時々止まっては、かじかんだ手でスマホのシャッターを押し、その静けさを楽しんだ。
11時半ごろには、自宅の近くに戻り、雑踏の中で買い物をしていた。空には雲が広がり始めていた。
気温は10℃で、そう寒さを感じなかった。
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