12月18日、その日は朝9時過ぎに、市川橋で江戸川を渡り、蔵前橋通りを平井大橋まで走り、荒川の河原に出た。
その日は、年の瀬にしては暖かく、青空が基調となっていたが、雲も広がって、太陽が出たり隠れたりする空模様であった。
1か月前には、枯葉で迎えてくれた、千本桜や大島小松川公園辺りの並木道も、その日は葉っぱがほとんど落ちてしまって、冬の装いになっていた。
それでも、季節を感じさせる木々の間を大勢の人や自転車が行きかっていた。
「旧小松川閘門」や「芝生の丘」辺りでは、冬らしい雲と枯れ枝のアンサンブルが迎えてくれた。
その情景は、晩秋からすっかり冬に入ったのだという認識を与えてくれた。
細長い「仙台堀川公園」でも、同じ気配が感じられたが、そういった情景を楽しんでいるのか、変わらぬ人通りの賑やかさであった。
その日は、そこから葛西橋を使い荒川を渡り、新川に辿り着いた。
新川では、カルガモが何羽も川に浮かび、その内の2羽が、スマホカメラに吸い寄せられるように近づいてきた。
旧江戸川に入り、ひたすら走ると、江戸川スポーツランド辺りで、「ローラーホッケー」を楽しむ光景を目にした。まるで、氷の上を走っているようなスピード感覚で、球を奪い合っていた。
江戸川と新江戸川の分岐点辺りでは、止まり木で羽を休めている鳥の姿が見えた。
江戸川の舗装されている土手上を走っていると、前方にローラースケーターが滑るように走っている姿があった。
市川橋を渡っていると、もう冬だというのに、川面では水上スキーを楽しんでる情景に出会った。
スマホで撮ると、橋が写り込んで、幻想的な雰囲気に撮れた。
帰宅すると正午になっていた。汗もかかず、寒さに悩まされるほどでもなく、良い運動と心の保養になった。
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