クリスマスの花を求めて、幕張の三陽メディアフラワーミュージアム、更に江戸川区鹿骨町の花農園に足を延ばす(その130)
12月17日、後一週間で今年もクリスマスがやってくる。...
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12月17日、後一週間で今年もクリスマスがやってくる。
その日の朝、8時45分頃、市川駅から総武快速線に乗って、幕張駅に向かった。
そこからバスに乗り、幕張の海浜にある「三陽メディアフラワーミュージアム」へ行った。
その場所は、今夏にも一度行った場所で、その季節には「ブルーサルビア」が目に鮮やかに咲いていた。
その日、入り口の前庭には、何色ものスミレの花が綺麗に植えられて、瀟洒な美しさを感じさせてくれた。
しばらく、その情景をスマホに収め、ミュージアムの入り口からクリスマスの雰囲気が漂う中に入った。
中に入ると、真っ赤な色や純白の色をしたポインセチアの花があちらこちらに咲き誇り、その大柄な花びらに金粉をまぶすなどして、更にその華やかさを演出していた。
シクラメンの花の様に、この季節にぴったりの花の数々とクリスマスの装飾が、相乗効果を出していかにも楽し気な雰囲気だった。
しばらく、そうした幻想的な空間に身を置いてから、海岸近くの池を歩いてみた。
そこには、鴨が群生し、朝の光の中で、のんびりとした情景が浮かんでいた。
ミュージアムの裏側を歩くと、時折、薔薇の花がぽつぽつと咲いていた。
もう一度、表庭を歩くと、様々な色のスミレが、仕分けられ、鮮やかな色のコーディネーションが眼を楽しませてくれた。
入り口を出ると、格好の良い「ミニカー」が道路の縁に止まっていた。人の好いドライバーがその写真を撮らせてくれた。
その日は、無性にポインセチアとシクラメンを入手したくなり、JR稲毛の駅から、本八幡駅に出て、都営新宿線に乗り換え、篠崎駅から鹿骨町の花農園に足を延ばした。
ネットで探し探し、歩いてゆくと鹿骨6丁目に「真利子農園」という看板を見つけた。中に入ると、ポインセチアや色とりどりのシクラメンがハウス一杯に溢れていた。
そこで、大きな鉢に入った、真っ赤なポインセチアとシクラメンを購入し、その大きな包みをブル下げて、すぐやってきた新小岩行きのバスに飛び乗り、家路へと就いた。
もう心の中は、小さな子供たちと同じくクリスマスモード一杯になっていた。
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新宿御苑で晩秋に名残を惜しんだ・・・そこにはもみじの絨毯が(その129)
12月10日、その日の朝9時10分頃、市川駅からJR総武緩行線に乗って、千駄ヶ谷駅まで行った。...
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12月10日、その日の朝9時10分頃、市川駅からJR総武緩行線に乗って、千駄ヶ谷駅まで行った。
そこから歩いて、5分程度で「新宿御苑千駄ヶ谷」門に着いた。
園内に入ると、右方向に歩を進め、紅葉山へ向かった。
12月もこの頃になると、晩秋となって紅葉が散ってしまったのではないかとの不安は幸いにして当たらなかった。
まだ、紅葉したもみじが、真っ赤な色を残し、秋の最後を華やかに演出していた。
時折、銀杏の葉も交じり、色とりどりの「日本の秋」を彩っていた。
流石に、プラタナスの並木には、葉っぱが一つも見かけられず、寒々とした裸の木立が続いていた。
下池、中池と歩き「楽羽亭」までたどり着き、眺めの良い長椅子に座り、抹茶と菓子を所望した。
来園者の中には、外人も多く、ベンチでうたた寝している人も見受けられた。
日本庭園の方に歩いてゆくと、道に葉が落ちた、もみじの美しい絨毯が広がっていた。
更に歩くと、銀杏の葉の絨毯も広がっていた。
これだけ落葉が進むと、間もなく紅葉の季節が終わりを告げることは容易に想像がついた。
台湾風建物の旧御凉亭が見える場所で、ぐるりと一回りすると、池の水に浮かぶ大量の落ち葉が目についた。
それでも、随所に赤いもみじが、鮮やかにその姿を表現してくれていた。
大都会のド中、鳥たちがさえずる晩秋の「落ち葉の絨毯」を贅沢に楽しみ、千駄ヶ谷門に歩を進め、秋の日の見納めをいとおしみなが、そのまま帰途に就いた。
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小石川後楽園から北の丸公園、そして皇居東御苑、去り行く秋の美しさを吟賞した(その128)
12月3日その日、朝8時40分ころ、JR市川駅から緩行線に乗って、飯田橋まで行った。...
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12月3日その日、朝8時40分ころ、JR市川駅から緩行線に乗って、飯田橋まで行った。30分程でその駅に着いた。
空は晴れ、比較的穏やかな冬の朝であった。
駅前の大掛かりな歩道橋を渡り、外堀通りから「小石川後楽園」へのアプローチに入ると、急に人の波が大きくなった。
入り口に入ると、赤い綺麗な紅葉の木々が、私たちを迎えてくれた。
園内に入ると、瀟洒な池が眼前に現れた。
水戸徳川家、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園で、光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられたとパンフレットにあった。
庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっているという。
また、特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されているという。
庭内をゆっくり鑑賞すると、中国趣味というよりも、江戸時代を感じさせる日本独特の「秋の紅葉」を感じさせるものだった。
しかも隣に位置する「東京ドーム」の特徴的な大きな屋根もその景観にすっかり馴染み、その融合が日本の秋の情景を麗しく感じさせた。
江戸情緒を楽しんだ後、後楽園を後にし、水道橋駅で手に入れた地図を頼りに、北の丸公園へと歩を進めた。
武道館から現代工芸館に向かって歩いてみると、ここでも紅葉が進み、大都会ど真ん中の喧騒は聞こえてこず、しっとりとした秋の森にいるような情景であった。
北の丸公園を出て、目の前の皇居の中に入った。
紅葉の規模はさほどでもなかったが、広々とした大スケールの公園に、大勢の人々が伸び伸びと、秋の日を楽しんでいる様子が窺えた。
その日は、大手門から東京駅に向かい、JRの快速線で市川へと帰路に就いた。
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