印西市に「白鳥の湖」を見に行く(その133)
1月14日、あっという間に1月も半ばとなった。...
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1月14日、あっという間に1月も半ばとなった。
朝方、TBSのサンデーモーニングを見ていたら、「白鳥」が2000羽飛来しているという印西市の白鳥の郷が映像に流れていた。
「おっ」と思い、すぐにGOOGLEで調べ、早速身支度を整え、JR総武緩行線に飛び乗った。10時少し過ぎた頃だった。
まだ体調は完全ではなかったが、ほとんど風邪も治りかけていた。
西船橋で、武蔵野線に乗り換え、東松戸で北総線に乗った。
乗り継ぎは、まあまあ順調に行った。
「印旛日本医大」で電車を降りた。駅前のロータリーは綺麗に整理されていたが、ガラッとした様子で、バスはおろかタクシーも見当たらなかった。
仕方なく、駅員にタクシー会社の電話を聞き、車を呼んだ。
5、6分すると黒塗りの立派なタクシーがやってきた。スマホで行く先を告げると、運転手はやや怪訝な様子を見せた。
「白鳥の郷ですか、住所は?」と聞いてきた。私は「この辺の印旛沼に白鳥が大挙してやってきていませんか?」と聞き返した。
「さあー」と首を傾げた。内心戸惑ったが、ここまで来たらその住所近くに行ってみるしかないと決心し、そう告げた。
田園風景の中、その車は蛇行しながら走った。すると「白鳥の郷」という看板が目に止まった。正直に言って少しほっとした。
そこから田圃の中に入り、更に走った。暫らくクネクネと走ると、目の前に車の長蛇の列が見えてきた。
しかも、空には大きな白鳥が何羽も羽ばたいて飛んでいるではないか。
突然現れた、その光景に目を奪われたが、心の中では「ここだ・・・」と叫んだ。田圃が広がっている中に、水が広がっている場所があり、そこにおびただしい白鳥が群生しているではないか。
時折、何羽も群れをなして、大空を気持ち良さそうに飛翔している。
よく見れば、田圃中の大きな水たまりに、沢山の白鳥が羽を休めていた。しかも時折大きな羽を広げ、バタつかせていた。またあるものは空から水に綺麗に滑空し、着水した。
畦道から、スマホを掲げ、写真を撮り、その動きを動画で収めた。周囲には鴨の集団が、白鳥の動きをじっと見つめていた。
見渡すと、300メートル先にも同様に白鳥の集団が見えた。そこまで行くと、そこには水溜まりもなくただ、刈り取られた稲穂があるだけだった。
近くの住人に話を聞くと、「25年前から毎年白鳥がやってきている。特に餌付けをしているわけではなく、刈り取った後の稲穂を餌にしている」という事だった。
それにしても、「白鳥の湖」ならぬ、「田圃の水たまり」になぜこれだけの白鳥が、羽を休めに来るのか、疑問は深くなるばかりであった。
北海道ならいざ知らず、千葉の印西に、こんな白鳥の楽園があるとは、想像すらしなかった。
その日は、新たな体験をしたような気分で、帰路に就いた。
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2018年・市川から眺望する・富士山や東京スカイツリーそして外環道など(その132)
2018年1月1日は、風邪をひいた状態で始まった。...
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2018年1月1日は、風邪をひいた状態で始まった。
こじらせては、まずいと売薬を買い込み、寒い外には出ないことを決め込んだ。
それでも窓の外には、雪を頂いた富士山が青空の中に綺麗にその姿を現し、スカイツリーも晴天の中に浮き上がっていた。
東の空を望めば、真っ青な空に、細く白い帯状の雲が広がっていた。
東京湾を臨めば、家並みの先に、光輝く水の空間が浮かんでいた。
夕暮れ時に、スマホを向けると、富士山とスカイツリーの空間に千切れ雲が浮き上がり、夕暮れと街の光が調和し、なんとも言えない景色が浮かんでいた。
完成間近かの外環道が、東京湾へと続いてゆく、その姿をはっきり見ることができた。
今年の正月は、寝正月となり、そんな景色を楽しむ他なかった。
病を経て感じる、健康の有り難さよ!
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総武緩行線で亀戸へ、「亀戸中央公園」でサザンカを吟賞し、亀戸天神に行く(その131)
12月24日、その日はクリスマスイブだった。...
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12月24日、その日はクリスマスイブだった。
朝、9時10分ごろの総武緩行線に乗って、「亀戸駅」で東武曳舟線に乗り換えた。
初めて乗車した、2両編成のその電車は、ワンマン電車で約10分間隔で、運行されていた。
一駅乗って、次の「亀戸水神」駅で降りたが、予想に反して曳舟駅まで、3駅しかないその路線は、複線であった。
少し歩くと、「亀戸中央公園」に着いた。その公園はABCの3区画に分かれていた。
最初に、A区画を歩くと、時計台があるだけで、殺風景な様子であった。
それでも、お目当てのサザンカの木が、数本あった。
少し、不安になったが、道路を隔てたB区画に入ると、枯れ枝の中に赤や白のサザンカの花を付けた木々が目に入ってきた。
その根元付近には、花びらが綺麗に散っていた。
水は枯れていたが、水路が良く整理された瀟洒な公園だと感じた。
隣には「旧中川」の川の流れが、ほど良い川幅で続いていた。
もう一度、B区画の公園内に戻ってみると、総武線の向こうに、こんもりとした「サザンカ」が群生している様子が開間に見えた。
C区画と思われる辺りに足を運ぶと、赤と白のサザンカの花が、見事に咲き誇っていた。
雀が大挙して時々、その周りを舞っていた。サザンカの花の先に「東京スカイツリー」の塔が、大きく見えた。
野球場やテニスコートがある、その周りにも時折、サザンカの花が咲いていた。
頭の中では、「サザンカ、サザンカ、咲いた道。焚火だ。焚火だ。落ち葉だき。・・・」と唱歌が流れていた。
その花は、冬の寒いときに咲き、剥き出しとなっている手が寒く感じ、確かに落ち葉炊きが欲しい心情であった。
その日は、その公園を後にし、再び亀戸駅に戻り、暫らく来なかった「亀戸天神」に向かった。
その神社の中は、一面に藤棚が覆い、その季節が来ると、藤の花が綺麗に咲くだろうと想像させた。
帰り道に、「船橋屋」であんみつを食し、口に甘ったるい味を残して、そのまま帰途に就いた。
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