有楽町、日比谷界隈、その不思議な街(その136)
2月3日、その日はJR有楽町駅を降りた。...
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2月3日、その日はJR有楽町駅を降りた。日比谷口に出ようとしたが、シャッターが閉まっており外に出られなかった。
という事で、中央口から出ることにした。
「有楽町」、この街は不思議な街だ。中央口に出ると向かいは丸井の近代的なビルが目に入ってくる。
右手に目をやると、どこの町にもある八百屋の店先が見えてきた。
その先には、「ラーメン屋」さんの看板が見えた。
そのまま歩くと、「有楽町マリオン」の大きなビルに行き着いた。
その前で、右に折れ日比谷の方向へと進むと、古びたガード下が見えてきた。
有楽コンコースの中を歩くと、「まんぷく食堂」や「ミルクホール・クルミ」等のレトロな店が、続いた。
昭和が感じられる建物や雰囲気と、現代が感じられる建物が混在している不思議さを感じさせてくれた。
日比谷の映画街に入ると、その入り口には「ミッドタウン日比谷」の超巨大なビルに目を奪われた。
そのまま街を歩くと、「スカラ座」や「ミユキ座」「東京宝塚」等の劇場がずらっと並んでいた。
帝国ホテル横に見ながら、少し歩くと、日生劇場が目に入ってきた。
日比谷通りに出て、右手を見ると、帝国劇場の大きな看板が見えた。
皇居近くのこの場所では、「帝国」と冠がつく、建物が目に付いた。
帰りに、4日に劇場の幕を下ろすという、「日劇」を訪ねた。
マリオンの11階にあるその劇場は、がらんとした4基の巨大なエスカレータがまばらな人を載せて動いているのが印象的だった。
それにしても、インテリアは優雅で、煌びやかであった。
旧日劇が幕を閉じてから、既に40年、この街はまた一つの転換点を迎えるのであろうか。
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東京駅から行幸通り、和田倉門、二重橋、桜田門、そして日比谷公園に(その135)
1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。...
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1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。
昨年の12月7日に整備された新しい「東京の顔」をもう一度確認したかったからだ。
ものの15分もすると、東京駅に着き、丸の内中央口から行幸通りへと出た。
その時間、辺りはガラッとして、人気が少ないように感じた。
行幸通りの真ん中を歩き、皇居の和田倉門から二重橋へと歩いた。
中国人の集団が多いことに気がついた。
更に桜田門へと向かい、門を通り抜けた辺りで、周囲を見渡すと、国会議事堂が視界に入ってきた。
レンガ造りで特徴のある、法務省を横に見ながら、祝田橋付近から日比谷公園へと入った。
花壇には、ほとんど花はなく、枯れたバラが少し見えるばかりであった。
その代り、道に雪が残り、白い花が咲いているようであった。
中央の噴水も、寒々しく水を噴き上げていた。
それでも、時折、道端に花が咲いている様子があった。
木々が重なる辺りには、梅の木に蕾が宿している様子が分かった。
「雲形池と鶴の噴水」辺りでは、個所によっては池に氷が張っている様子も見えた。
鶴の噴水にも、氷のつららが垂れ下がり、余計に寒さを感じさせた。
その池に、中央官庁が入るビルが映り込み、古風な池の景色に、近代的建築物という妙な合成風景を作り出していた。
余りに寒かったので、公園内の「松本楼」で、11時過ぎから珈琲を飲み、そのまま早い昼食をとった。
帰りは、「心字池」を通り、日比谷口から、その公園を出た。
目の前には、完成目前の「日比谷ミッドタウン」のその巨体が気になったので、その周りを歩き、劇場街を往復して、JR有楽町の駅から帰宅の途に就いた。
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アンデルセン公園に「チューリップ」を鑑賞しに行った。しかし帰りは・・・(その134)
1月21日、その日の9時過ぎに、総武線の市川駅から西船橋で乗り換え、東葉高速の「八千代緑が丘」駅まで行った。...
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1月21日、その日の9時過ぎに、総武線の市川駅から西船橋で乗り換え、東葉高速の「八千代緑が丘」駅まで行った。
そこからタクシーに乗り、「船橋・アンデルセン公園」を目指した。
公園に着くと、入り口のアプローチには、三色スミレなどの花壇が華やかに迎えてくれた。
中に入ると、早速岡本太郎作の「平和を呼ぶ」塔が目に入ってきた。
側道には、チューリップなどの花が綺麗に並べられていた。
少し歩くと、「であいの泉」と称する広場があり、辺り一面色とりどりの花が綺麗に整理されて咲いていた。
大きな池があり、そこを渡るための橋、「太陽の橋」を渡ると、アンデルセンの大きな銅像があり、童話作家の母国デンマーク風の小世界が造られていた。
風車とチューリップに囲まれた、童話の世界がそこには展開されていた。
夢中になって、スマホで撮影していると、大きなデンマーク式粉ひき風車が背景にいつも映ってきた。
さらに奥に入ると、「ハート形のトピアリー」が瀟洒な存在感を示していた。
その先をぐるりと回ると、大きな池の中にボートが数隻浮かんでいた。
その辺りには、梅の木があり、もう既に蕾がついていた。
そうして、大体その公園を半ば一周して、イベントドームを横目で見ながら、入ってきた北ゲートへと戻った。
確かに、子供達が喜ぶメルヘンの世界がそこには横たわっていた。
しかし、徒歩できた私には帰り道が大変であった。
直近のバス停に来たバスに乗り込むと、なんと「小室」行きであるという事であった。
バスの運転手に聞くと、500メートルぐらい歩くと「北習志野行き」バス停があるので、そこで待った方が良いとのことであった。
そのバス停で、時間表を見ると、30分ほど待つことになっていた。一緒に待っていた近くの住人と話をすると、その近くで酪農を営み、アンデルセン公園の中で、ソフトクリームを販売しているという事であった。「この季節、12月から2月ごろまでは商売にならない。耐える季節です」と話してくれた。バスを待つ間冷たい木枯らしが吹いていた。
その日は、そうして東葉高速線の「北習志野」経由で、市川まで帰って行った。
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