梅花を追って、湯島天神から浜離宮、そして遊覧船で浅草へ(その139)
2月18日、10時少し前に、市川駅から総武線に乗ってお茶の水まで行き、新御茶ノ水から千代田線で、「湯島」駅まで行った。...
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2月18日、10時少し前に、市川駅から総武線に乗ってお茶の水まで行き、新御茶ノ水から千代田線で、「湯島」駅まで行った。
風が冷たい日であった。
湯島駅から、ほんの数分歩くと、お目当ての「湯島天神」の狭い石段が見えてきた。
階段の右端には大きな「湯島天神、梅まつり」との提灯が掲げられていた。
その階段を上り終わると、人込みの中に、梅の花が顔を出していた。
狭い境内の中は、どこに行っても人込みと、出店ばかりが目についた。
それに、合格祈願の札が、渦高く積み上げられていた。
それでも何とか、梅の花を求めてみると、泉鏡花の「筆塚」碑の辺りに、白梅、紅梅が結構咲いていた。
都心の中の湯島天神の周りは、白い色をしたビルだらけで、それを避けながらシャッターを切るのは結構難しかった。
その雑踏を抜けると周りは、静寂なマンションやビルが続いていた。
再び、湯島駅に戻り、日比谷駅で降りて、JR有楽町から新橋駅まで行き、浜離宮を目指した。
浜離宮の門をくぐると、ここでも梅の木が見えてきた。
それに加えて、真っ黄色の菜の花畑も見えた。
菜の花畑を背景にして、梅の花を撮った。なかなかお目にかかれないコンビネーションであった。
船着場の方に歩くと、広い梅林があった。その辺りの梅の花は、まだ蕾の状態であった。
それでも中には、花を咲かせている木もあった。その中に白梅と紅梅の両方の花を咲かせている梅の木があった。
「ほう」っ思い、スマホに撮った。
そのまま船着場まで歩き、浅草行きの遊覧船に乗った。
遊覧船は、40分ほどかけてゆっくりと、隅田川を遡り、先週訪れたスカイツリーが良く見える遊歩道近くに着岸した。
その日は、そのまま都営地下鉄浅草線で、浅草橋に出て、JRに乗り換え、そのまま帰宅した。
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梅花を求めて、向島百花園から隅田川へ(その138)
2月11日、その日10時ごろ、JR緩行線に乗って、錦糸町まで行き、地下鉄半蔵門線に乗り換え、東武線の東向島駅で降りた。...
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2月11日、その日10時ごろ、JR緩行線に乗って、錦糸町まで行き、地下鉄半蔵門線に乗り換え、東武線の東向島駅で降りた。
10分ぐらい歩くと、「向島百花園」の入り口に到着した。
瀟洒な入り口の門をくぐると、芭蕉の俳句や歌人の歌碑が出迎えてくれた。
ボランティアの説明員が何組もいて、その園の人気の高さを感じさせた。
入った瞬間に、梅の季節には少し早かったという思いが走った。
それでも、赤い傘と椅子の休憩場所には、梅の花が枝垂れかかっていた。
少し早いが、白梅、それに紅梅がちらほら咲いていた。
その向こうには、スカイツリーが顔を見せ、なんとも風流な組み合わせに見えた。
この園の名前の様に、そこには数々の草花が植えられていた。
同じ梅でも、様々名前が違う種類が、名札に記されていた。
良く整備された庭園であった。
瀟洒な小振りの庭園を一回りし、入り口近くで甘酒を頂いた。
麹が、良い香りを放って、なかなか美味な喉越しであった。
百花園を出ると、隅田川に向かって歩いた。
桜橋を渡り、「スカイツリー遊歩道」を歩くと、時折ここでも、紅白の梅の木に巡り合った。
スカイツリーが良く見える、川沿いのカフェのテラスで、コーヒーを飲んでいると、人慣れしたカラスが餌を求めて、こちらに異常接近してきた。
いや、餌を奪いに来たのだった。何とか追い払ったが、堤防の上に食器を乗せて食事をしている外国人観光客の方に向かい接近した。
そこで、何か餌らしいものを貰い、その内姿を消した。
空の下のそのテラスの前を、今度は綺麗な着物を着た2人連れが通り過ぎていった。綺麗に着飾った姿で、目元をパチクリしながら、晴れがましくも恥ずかしそうに歩いていた。
その日は、そのまま浅草から帰宅の途に就いた。
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上野公園から不忍池を巡る(その137)
2月4日、その日朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原経由で上野駅まで行った。...
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2月4日、その日朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原経由で上野駅まで行った。
電車の中は、終始混雑しており、座るどころではなかった。
中には、カップコーヒーを車内で立ち飲む女子もいて、とてもリラックスできる状態ではなかった。
30分ほどすると、上野駅に到着し、改札を出ると、早速動物園の方に向かった。その方向に大勢の人たちの人波が出来ていた。
暫らくすると、プラカードを持った整備員風の人たちの人数が目立ってきた。
盛んに、整列を促していることが分かった。
「上野動物園」の入り口の看板から、左に折れて500メートルぐらいずっと人の列ができていた。
その日は予定のパンダ見学は諦めて、公園内を散歩することにした。
いつものように、「花」を求めても、この寒空の中ではどこにも見当たらない様子だった。
やっと、うっすらと桜色した花を木の上に見つけた。「寒さくら」だった。
花と言えるものは、それだけで、後は枯れ木一色だった。
もう一度、動物園に並んだ、いやパンダに並んだ人の列の前を通り、不忍の池へと向かった。
カメラを構えた人の集団の先を見ると、小鳥が木に止まっていた。何か珍しい小鳥のようだった。
水鳥も、寒いのか池の淵に上がり込み、遊んでいた。
少し歩くと、一人の女子の手のひらに10羽以上の小鳥が、集まっている様子に出会った。
自転車の前籠から、時折パン屑と思われるものを手にしていた。
半端ではない小鳥が、その手の平に集まり、そこだけが、動きがあり時めいていた。
その日は、不忍の池から、御徒町駅に向かった。
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