散りゆく桜・そして花の季節は到来し、先ずはチューリップから鑑賞する(その145)
3月31日、その日の午後2時頃、千鳥ヶ淵で「散り行く桜」に最後の名残を惜しんだ。...
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3月31日、その日の午後2時頃、千鳥ヶ淵で「散り行く桜」に最後の名残を惜しんだ。
風が吹くと、桜の花びらが舞い、一瞬桜色の世界に染まり、皇居の堀の一角には、ピンク色した濁りの塊が浮いていた。
その中をボートが走り、贅沢にも桜の花びらの上を滑っている様だった。
動画で撮ると、その「桜吹雪」が見事にチャッチできた。
このようにして、今年の少し早い春は到来した。
翌日の4月1日、9時30分頃、私はお台場でチューリップを鑑賞していた。
歌の文句にある様に、赤白黄色、そしてピンクに紫の花が広い一帯に咲き乱れていた。
そのエリアは3か所に分散され、どの場所でも、春の到来を告げる華やかなチューリップの花が咲き乱れていた。
時折、強い風が吹き、華奢な茎に支えられている、その花が大きく揺れた。
なんといっても原色に近い色をした、その大きな花が風に揺られると、スマホでの撮影を途絶えさせるしかなかった。
そのシンプルな形をした、しかも色鮮やかな群れを更に、ブルーサルビアの真っ青な色が周りを支えると、更に凄い色彩豊かな世界が広がった。
お台場から、ビッグサイトに至るまで、まるでチューリップの世界がやってきたようであった。
これほどの規模のチューリップの世界を今までには見たことがなかった。
しかも、陽気も春爛漫で気持ちが良かった。
東京に、3回も雪を降らせた寒い冬がようやく終わり、綺麗な花が咲き続ける春が今年もやってきたようである。
「花を楽しもう」と呟き、ユリカモメに乗り込んだ。
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桜三昧・上野、墨田公園、箱根山(戸山公園)、目黒川、千鳥ヶ淵、新宿御苑を巡る(その144)
24日、その日の午後2時ごろ、JR上野駅の公園口に降り立った。...
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24日、その日の午後2時ごろ、JR上野駅の公園口に降り立った。
駅前から凄い人込みだった。外国人の観光客が多いのに先ず驚かされた。
数分歩くと、桜並木のメインストリートに出た。白っぽいピンクの桜はほぼ満開の様子であった。
前に、着物姿の若い二人連れが歩いていた。
話の言葉から中国人だと気が付いた。
その広い桜並木道は、人を流す川に化していた。
その流れに、身を任しつつ広小路の方に、歩いた。
中には、鼻眼鏡を付けたホビー犬や怪しげな英語を操る老人など、面白い光景も見られた。
上野の山を下りると、丁度都バスが停留所に止まっていたので、その列に並び浅草へと向かった。
バスは、「浅草1丁目」で止まったが、次の停留所「浅草6区入口」で降りることにした。
その停留所から伝法院通りを歩いていると、やおら2階のベランダで忍者芝居のパフォーマンスが目に入ってきた。
様々な浅草風の店を眺めながら、そのままスカイツリーの見える方向を目指して歩き墨田公園入った。
道端は、ブルーシートの上で、歓談する人の坩堝と化していた。
隅田川とスカイツリーによって形捉えたその中に、桜の花が混じって咲いていた。
25日その日は、朝早く、7時30分ごろの総武線に乗って、市川駅から新大久保駅までい行った。
前日に、TBSテレビで新宿の「戸山公園」の桜が一番だという放送を見て、山手線内で標高が一番高いという築山「箱根山」に登り、桜の海を鑑賞した。
小規模ではあったが、それなりの風景であった。
池尻大橋に足を向け、そこから目黒川沿いに歩き、川にかかる「中の橋」や「なんぶ橋」等の橋から川に枝垂れる桜を鑑賞した。
そして半蔵門線の九段下駅に降り、雑踏の中、皇居・千鳥ヶ淵を人をかき分け、歩きながら、堀に枝垂れる桜の美しさを堪能した。
堀の水には、ボートが何隻も浮かび、極上の日本情緒を醸し出していた。
その日は、更に「新宿御苑」に向かい、大木戸門より中に入り、本格的な大スケールの桜劇場を味わった。
筆舌に表しがたい荘厳な白とピンクの桜の競演に、人々はブルーシートを広げ、その上で思い思いに楽しんでいるように見えた。
この季節、いやこの瞬間しか味わえない「桜の大見え」をこの6か所の空間で楽しんだ。
「桜の季節は短い」のが何とも言えない。
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春の気配を探し、靖国神社、千鳥ヶ淵、北の丸公園、そして皇居東御苑を歩いた(その143)
3月18日、水温む頃とは良く言ったもので、朝起きてもさほどの寒さではなかった。...
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3月18日、水温む頃とは良く言ったもので、朝起きてもさほどの寒さではなかった。
9時過ぎに、市川駅からJR総武緩行線に乗って、秋葉原で都営新宿線に乗り換え、「九段下」まで行った。
久しぶりに、九段下駅に降りると以前と様子ががらりと変わっていることに驚かされた。
それでも「靖国神社」の大鳥居まで、辿り着き、「春の訪れ」のバロメーターである『桜の開花』をスマホに収めた。
その神社の境内を抜けて、裏の池まで行くと、デカイ錦鯉の群れを見つけた。
そこから、千鳥ヶ淵に足を進めると、随所に満開になった桜の木が眼に入ってきた。
それにしても、ソメイヨシノではなく、「寒桜」「彼岸桜」といった早咲きの桜だった。
木蓮の花やキンモクセイの花なども随所に咲いていた。
暫らく歩いたところで、引き返し、「北の丸」公園へと歩を進めた。
武道館を過ぎた辺りに、様々な草木や花が咲いていた。
本格的な早春もまだ訪れていない季節の中で、際立つ花を見つけるのは、結構難しいが、色の鮮やかな花を探しながら、しばらく歩いた。
時折、色鮮やかな桜の木を見つけたが、やはり早咲きの桜であった。ソメイヨシノが咲き誇るには、まだ1~2週間先のようだった。
とはいうものの早春は目の前に迫っている雰囲気は、ありとあらゆる気配から感じ取れる季節にはなってきていた。
北の丸から、向かいの乾門が見えたが、そこから中に入れるのは、来週の土曜の24日からのようだった。
少し歩くと、東御苑への入り口があり、そこから皇居内に入っていった。
中に入ると、見晴らしの良い広場と時折、早咲きの桜や椿、そして雪柳などの木々が彩を放っていた。
その日は、そのまま大手門から出て、東京駅に向かい、JR総武快速で市川駅まで帰宅した。時計を見ると12時半頃であった。
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