東京駅から行幸通り、和田倉門、二重橋、桜田門、そして日比谷公園に(その135)
1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。...
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1月28日、その日の朝9時少し過ぎに、総武線快速で市川から東京駅に向った。
昨年の12月7日に整備された新しい「東京の顔」をもう一度確認したかったからだ。
ものの15分もすると、東京駅に着き、丸の内中央口から行幸通りへと出た。
その時間、辺りはガラッとして、人気が少ないように感じた。
行幸通りの真ん中を歩き、皇居の和田倉門から二重橋へと歩いた。
中国人の集団が多いことに気がついた。
更に桜田門へと向かい、門を通り抜けた辺りで、周囲を見渡すと、国会議事堂が視界に入ってきた。
レンガ造りで特徴のある、法務省を横に見ながら、祝田橋付近から日比谷公園へと入った。
花壇には、ほとんど花はなく、枯れたバラが少し見えるばかりであった。
その代り、道に雪が残り、白い花が咲いているようであった。
中央の噴水も、寒々しく水を噴き上げていた。
それでも、時折、道端に花が咲いている様子があった。
木々が重なる辺りには、梅の木に蕾が宿している様子が分かった。
「雲形池と鶴の噴水」辺りでは、個所によっては池に氷が張っている様子も見えた。
鶴の噴水にも、氷のつららが垂れ下がり、余計に寒さを感じさせた。
その池に、中央官庁が入るビルが映り込み、古風な池の景色に、近代的建築物という妙な合成風景を作り出していた。
余りに寒かったので、公園内の「松本楼」で、11時過ぎから珈琲を飲み、そのまま早い昼食をとった。
帰りは、「心字池」を通り、日比谷口から、その公園を出た。
目の前には、完成目前の「日比谷ミッドタウン」のその巨体が気になったので、その周りを歩き、劇場街を往復して、JR有楽町の駅から帰宅の途に就いた。
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アンデルセン公園に「チューリップ」を鑑賞しに行った。しかし帰りは・・・(その134)
1月21日、その日の9時過ぎに、総武線の市川駅から西船橋で乗り換え、東葉高速の「八千代緑が丘」駅まで行った。...
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1月21日、その日の9時過ぎに、総武線の市川駅から西船橋で乗り換え、東葉高速の「八千代緑が丘」駅まで行った。
そこからタクシーに乗り、「船橋・アンデルセン公園」を目指した。
公園に着くと、入り口のアプローチには、三色スミレなどの花壇が華やかに迎えてくれた。
中に入ると、早速岡本太郎作の「平和を呼ぶ」塔が目に入ってきた。
側道には、チューリップなどの花が綺麗に並べられていた。
少し歩くと、「であいの泉」と称する広場があり、辺り一面色とりどりの花が綺麗に整理されて咲いていた。
大きな池があり、そこを渡るための橋、「太陽の橋」を渡ると、アンデルセンの大きな銅像があり、童話作家の母国デンマーク風の小世界が造られていた。
風車とチューリップに囲まれた、童話の世界がそこには展開されていた。
夢中になって、スマホで撮影していると、大きなデンマーク式粉ひき風車が背景にいつも映ってきた。
さらに奥に入ると、「ハート形のトピアリー」が瀟洒な存在感を示していた。
その先をぐるりと回ると、大きな池の中にボートが数隻浮かんでいた。
その辺りには、梅の木があり、もう既に蕾がついていた。
そうして、大体その公園を半ば一周して、イベントドームを横目で見ながら、入ってきた北ゲートへと戻った。
確かに、子供達が喜ぶメルヘンの世界がそこには横たわっていた。
しかし、徒歩できた私には帰り道が大変であった。
直近のバス停に来たバスに乗り込むと、なんと「小室」行きであるという事であった。
バスの運転手に聞くと、500メートルぐらい歩くと「北習志野行き」バス停があるので、そこで待った方が良いとのことであった。
そのバス停で、時間表を見ると、30分ほど待つことになっていた。一緒に待っていた近くの住人と話をすると、その近くで酪農を営み、アンデルセン公園の中で、ソフトクリームを販売しているという事であった。「この季節、12月から2月ごろまでは商売にならない。耐える季節です」と話してくれた。バスを待つ間冷たい木枯らしが吹いていた。
その日は、そうして東葉高速線の「北習志野」経由で、市川まで帰って行った。
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印西市に「白鳥の湖」を見に行く(その133)
1月14日、あっという間に1月も半ばとなった。...
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1月14日、あっという間に1月も半ばとなった。
朝方、TBSのサンデーモーニングを見ていたら、「白鳥」が2000羽飛来しているという印西市の白鳥の郷が映像に流れていた。
「おっ」と思い、すぐにGOOGLEで調べ、早速身支度を整え、JR総武緩行線に飛び乗った。10時少し過ぎた頃だった。
まだ体調は完全ではなかったが、ほとんど風邪も治りかけていた。
西船橋で、武蔵野線に乗り換え、東松戸で北総線に乗った。
乗り継ぎは、まあまあ順調に行った。
「印旛日本医大」で電車を降りた。駅前のロータリーは綺麗に整理されていたが、ガラッとした様子で、バスはおろかタクシーも見当たらなかった。
仕方なく、駅員にタクシー会社の電話を聞き、車を呼んだ。
5、6分すると黒塗りの立派なタクシーがやってきた。スマホで行く先を告げると、運転手はやや怪訝な様子を見せた。
「白鳥の郷ですか、住所は?」と聞いてきた。私は「この辺の印旛沼に白鳥が大挙してやってきていませんか?」と聞き返した。
「さあー」と首を傾げた。内心戸惑ったが、ここまで来たらその住所近くに行ってみるしかないと決心し、そう告げた。
田園風景の中、その車は蛇行しながら走った。すると「白鳥の郷」という看板が目に止まった。正直に言って少しほっとした。
そこから田圃の中に入り、更に走った。暫らくクネクネと走ると、目の前に車の長蛇の列が見えてきた。
しかも、空には大きな白鳥が何羽も羽ばたいて飛んでいるではないか。
突然現れた、その光景に目を奪われたが、心の中では「ここだ・・・」と叫んだ。田圃が広がっている中に、水が広がっている場所があり、そこにおびただしい白鳥が群生しているではないか。
時折、何羽も群れをなして、大空を気持ち良さそうに飛翔している。
よく見れば、田圃中の大きな水たまりに、沢山の白鳥が羽を休めていた。しかも時折大きな羽を広げ、バタつかせていた。またあるものは空から水に綺麗に滑空し、着水した。
畦道から、スマホを掲げ、写真を撮り、その動きを動画で収めた。周囲には鴨の集団が、白鳥の動きをじっと見つめていた。
見渡すと、300メートル先にも同様に白鳥の集団が見えた。そこまで行くと、そこには水溜まりもなくただ、刈り取られた稲穂があるだけだった。
近くの住人に話を聞くと、「25年前から毎年白鳥がやってきている。特に餌付けをしているわけではなく、刈り取った後の稲穂を餌にしている」という事だった。
それにしても、「白鳥の湖」ならぬ、「田圃の水たまり」になぜこれだけの白鳥が、羽を休めに来るのか、疑問は深くなるばかりであった。
北海道ならいざ知らず、千葉の印西に、こんな白鳥の楽園があるとは、想像すらしなかった。
その日は、新たな体験をしたような気分で、帰路に就いた。
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