凄いスケールの真っ赤な「サルビアの丘」(その170)
9月16日、その日の朝8時15分の総武快速線に乗って、市川駅から船橋へと向かった。...
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9月16日、その日の朝8時15分の総武快速線に乗って、市川駅から船橋へと向かった。
そこで、「新宿さざなみ号」に乗り換えて、君津駅を目指した。5両編成のその特急の座席はかなり埋まっていた。
車窓から見ると、雲が空一杯に広がっていたが、半袖で丁度良いような気候であった。
君津駅で、南口に出てバス停の1番ポストで「マザー牧場」行きを待った。15分ほど待っているとバスがやってきた。
並んだころには、数人しかいなかったが、乗り始めるころには、長い列ができ、車は満杯になって、多くの人が次のバスを待つことになった。
40分ほど乗ると、マザー牧場の入り口に着いた。その頃になると小雨がぱらついていた。
その園に入り、少し歩くとピンク色の「ペチュニア」の花畑が目に入ってきた。
目を少し横にずらすと、赤い谷が見えてきた。真っ赤に咲いたサルビアの谷がそこにあった。
早速、その方向に足を向けると、大きなスケールのサルビアの花畑が展開していた。
それは、今まで見たこともないスケールであった。
スマホで動画をとるために、足回りの手順を頭に浮かべ、つまずかないように段取りを考え、その感動的な赤い絨毯を撮り始めた。
朝が早く、その上、空は曇天であったからか、人の気配は余りなく、思う存分、その感動的な赤い谷が撮れた。
撮影後、もう一度、ペチュニア畑の方に戻り、そこからもピンクのペチュニア、その向こうに見えている赤いサルビアをスマホに収めた。
数年前まで、ビデオカメラを使って、撮影していた頃よりも、スマホによる撮影の方が、小型なのでフットワークが軽く、自分自身も歩きながら容易に撮れることに気が付いていた。
その日は、ピンクのペチュニア、それに真っ赤なサルビアを目に焼き付けて、マザー牧場から帰宅の途に就いた。
その頃には、いつしか小雨も止んでいた。瞼には色鮮やかな花畑が焼き付いていた。
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広い空間と緑を求めて「東京ドイツ村」に行った(その169)
9月9日、その日の朝、8時15分にJR市川駅から総武快速線で、千葉駅まで行き、そこで高速バスに乗り換えて「東京ドイツ村」に向かった。...
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9月9日、その日の朝、8時15分にJR市川駅から総武快速線で、千葉駅まで行き、そこで高速バスに乗り換えて「東京ドイツ村」に向かった。
蒸し暑さを感じたが、空には青空が広がり、白い雲が浮かんでいた。
10時半ごろには目的地に着き、園内に入った。するとバスと6人乗りの案内車が待機していた。
案内車の方に乗り込むと、運転者がところどころで時折、止まっては周辺のことについて説明をしてくれた。
かなりの広さのその園は、ゴルフ場にするつもりで、土地を買収したが、許可が出ずこのような「ドイツ村」にしたということだった。
確かに、ドイツ風の建屋がいくつも建っており、ドイツ語の歌が風に乗って、聞こえていた。
トップシーズンは、11月から3月までで、夜になるとイルミネーションが輝き、沢山の観光客がやってくると言うことだった。
特に、4月ごろには、芝桜が咲き、一面ピンク色に染まるという。
その案内車を降り、コキアの谷に歩いて行った。コキアの緑の列とベゴニアの花が目に入り、綺麗に手入れされていた。
コキアは、若干紫がかったものも出て来ていた。
大勢の子供たちが、元気に走り回り、無人の観覧車がくるくる回っていた。風が強く麦わら帽子が吹き飛ばされてしまった。
少し離れたところでは、ペンタスやマリーゴールドの花も咲いていた。
開園からまだ、19年余りだという「ドイツ村」は、随所にこれから整備がされてゆく気配を残していた。
広大な芝生がベースになっているこの園は、緑豊かなドイツの田舎を感じさせた。
ドイツ風の催しものを探してみたが、見つからなかった。園内には車で入れ、車の来園者には便利の良い場所だと思った。
11時30分の千葉行きの高速バスに間に合うように、入り口に戻り、やってきたバスで千葉駅に向かい、そのまま市川へと帰途に就いた。
ゴルフ場のような広い空間に芝生と花と白い雲が混ざり合ったその園のイメージが頭に残り、すっきりとした心持であった。
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光の水族館に親子の歓声が響いていた(その168)
9月2日、その日総武線市川駅から、9時19分発の快速線に乗って、品川駅まで行った。...
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9月2日、その日総武線市川駅から、9時19分発の快速線に乗って、品川駅まで行った。
品川駅の高輪口からプリンスホテルに入り、10時開園の「アクアパーク品川」の入り口に並んだ。
小雨がぱらつく中にもかかわらず、子供連れの客が大勢列をなして並んでいた。
中に入ると早速、海賊船のアトラクションに、子供たちが歓声を上げて楽しんでいる様子が、眼に入ってきた。
光と水族館、それに遊園地を掛け合わせたようなこの施設では、いたるところで新しい趣向を用意していた。
水槽の中で、本物の魚を泳がせ、そこにコンピューターグラフィックを被せて新たな見せ方にもチャレンジしていた。
ミラーと沢山の球体型電飾の光を様々に変えて、幻想的世界の演出にも挑戦していた。
天井まで覆う巨大な水槽の中で、サメが悠々と泳ぎ、大型のエイやマンタが行きかう様相を見ていると、海の中にいるような幻惑に陥った。
赤や青い魚が水の中を気持ちよさそうに遊泳している世界は、一時、現実世界が遠く感じるほどであった。
また、実際の海の中よりも色彩豊かな世界が広がっているように感じた。
広い「イルカショー」の会場では、まだ1時間も先の催しを見るために、沢山の親子連れが席を埋めていた。
どこでも、子供と親が一体となり、感動を共有しているようで、ほほえましい光景であった。
時計を見ると、入ってからものの1時間ほどの時間ではあったが、今まで経験をしなかった新鮮な空間にいたような気分になった。
その日は、そのまま総武快速線で、市川まで帰った。空はどんよりして、小雨がまばらに降っていた。
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