水仙の花道を訪ねて「江月」に行く(その187)
1月13日、朝8時15分頃、JR総武快速線で隣の船橋駅まで行き、そこで特急「新宿さざなみ1号」に乗り換え、南房総の「保田」駅まで行った。...
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1月13日、朝8時15分頃、JR総武快速線で隣の船橋駅まで行き、そこで特急「新宿さざなみ1号」に乗り換え、南房総の「保田」駅まで行った。
約1時間40分ほどの旅であった。
その駅から案内図に従って、10分ほど歩くと「江月水仙ロード」という案内板が目についた。
10時を少し過ぎたその時間にしては、寒さをさして感じない陽気であった。
真っ青とは言えないが、少し雲がかかった晴天であった。
思ったほどの群生ではなかったが、水仙の花が方々に咲いていた。
その道は少し坂道になっていて、その両側に、白く可憐なその花は咲いていた。
山里の中に、水仙の花が群生し、南房総らしく、既に菜の花も咲いていて、収穫をする農家の人々の姿もあった。
道端には「岡山」ナンバーの車が止まっており、その傍らには絵描きの老人が、全国各地の写生画を自慢している姿があった。
少し勾配がきつい山道に差し掛かかったが、その辺りになると一体に「水仙」の花が咲き誇っていた。
白い花弁に、真ん中の黄色い花芯が鮮やかな、その花が見渡す限り、一体に咲いていた。
更にきつい山道に差し掛かり、木々に囲まれた鬱蒼とした雰囲気の中を、ひたすら歩くと又、水仙の群生地が見えてきた。
時折、梅の木に花が咲いている光景にも出っくわした。
やはり、この辺の気温が高いのか、どの草花も咲き始めるのが少し早いような気がした。
頂上まで歩くと、富士山が見えると、地元の人に教えてもらったが、次の山道に入る辺りで、その日は折っ返した。
道端では、100円で水仙の花束が売られており、結構な人々が、その花を求めていた。
古城を忍ばせる石垣を見ながら、保田の駅前まで戻ってくると、サバや秋刀魚などの日干しを売っている店が目につき、そこで数枚の魚の日干しを購入した。
店先に並ぶ、サバの大きさには目を見張ったほどのものであった。
その日は、欲張って隣の「金谷」駅で下車し、鋸山にロープウェーで上り、東京湾を展望した。
1時間ほどの滞在で、金谷駅に戻り、運良く千葉行きの電車に乗り込めた。
暖かい天候の中、南房総を旅し、その恵みを胸にしながら、その日は帰路に就いた。
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亀戸から東武亀戸線に乗って「中央公園」「旧中川」へ(その186)
1月6日、その日の朝、10時頃にJR市川駅から総武緩行線で、亀戸駅まで行った。...
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1月6日、その日の朝、10時頃にJR市川駅から総武緩行線で、亀戸駅まで行った。
そこで、東武亀戸線に乗り換え、亀戸水神駅まで、1駅の間、4Kカメラで下町情緒溢れる車外景色を撮影した。
たまたま、その電車に乗り、1番前から前方が見える場所までたどり着くと、偶然にも電車が動き出した。動き出すと、急なカーブに差し掛かり、少し揺れたが、車両の先頭から見る情景は、ダイナミックで興味深いものだった。
空は、どんよりして、雲の多い日であり、時間が経つにつれて、気温が下がってゆく寒い日でもあった。
亀戸水神駅を降りると、すぐに「丸八通り」に交差し、信号を渡ると亀戸中央公園に到着した。
スポーツセンター前を左折し、公園の中を通ると、「サザンカ」の木々が目に入ってきた。
既に、満開の時期は過ぎていたが、それでも鮮やかな赤や白の花が咲いていた。
一通り、サザンカの林を堪能し、隣に流れている旧中川に目をやると、10人ほどのクルーが櫂を漕いでいるボートを発見した。
最初の1艘は、ゆったりとしたペースで進んでいたが、後から来たクルーの艇は、全員がフルペースでオールを櫂ていた。
暫らく、走るとその2艇は、同じ辺りで止まって休憩をしていた。川面にはカモメと思しき水鳥が滑空していた。
川には橋が架かり、総武線の電車が速いスピードで通り過ぎていった。
土手では、ランニングをする人や散歩をする人たちが、時折視界に入ってきた。
その向こうには、東京スカイツリーの頭の部分が見えていた。
もう一度、中央公園に戻り、テニスコートや野球場の間を抜けて、歩いてみると、小さな花壇があり、そこには菊を初めとした、この季節の草花が植えられていた。
そのまま公園の外に出て、「亀七通り」を歩いてみると、亀戸餃子などと書かれた看板などが懐かしい下町風の雰囲気を醸し出していた。
その日は、そのままJR亀戸駅東口まで歩き、市川駅までの帰路に就いた。
市川駅で、時計を見ると12時頃であった。
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お台場に「チームラボボーダレス」を見に行った(その185)
12月30日、その日の朝、9時ごろの総武快速線に乗って、新橋駅まで行き、そこで乗り換えてユリカモメで、青海駅まで行った。...
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12月30日、その日の朝、9時ごろの総武快速線に乗って、新橋駅まで行き、そこで乗り換えてユリカモメで、青海駅まで行った。
その日の朝は、快晴で、富士山がくっきり見えていた。しかも日中は、暖かく過ごしやすい陽気であった。
青海駅を降りてから少し迷ったが、トヨタのショーケースの中を通り、大観覧車の乗り口辺りに辿り着くと、長い列が出来ていた。
時計を見ると、10時を少し過ぎていた。
その列に並んで、中に入ると、係員の誘導により、電子音が鳴り響いている、暗い空間へと入り込んでいった。
すると、プロジェクションマッピングで、黄色いひまわりの花が咲き、怪しく動いている壁が、目の前に迫ってきた。
大人たちのざわめきと子供たちの歓喜の音色が耳に入ってきた。外国人の声もかなり混じっていた。
階段を上り、階上からメインステージを見降ろすと、光の滝に多くの人々が佇んでいるのが、暗がりの中の光で、良く見えた。
浮かんでは消える空間に別れを告げ、階段を下ると、先ほどのステージに辿り着き、万華鏡で覗いたような光の交差状況が目の前に展開された。
床にもマッピングの光があたり、立体的な光の世界が目の前に展開した。
目的もなく、暗がりを歩いていると、LEDの森に入ったり、細い光線で作られた空間に入ったりと、なかなかのバリアーションが用意されていた。
暗がりの中で、派手な光と音の世界は、人を興奮の世界に導くのか、多くの人の歓声を途絶えさせることが無かった。
ところどころに、美術品を飾るような窓があり、アクセントを付けていた。
暗がりの中、歩いているので、ふと気が付くと2度目の場所であることも度々あった。
巨大な暗がりの中、表現したいことをプロジェクトマッピングと光線やLEDで創作し、花や魚、自然の姿を具現化した興味深い試みであると感じた。
子供たちが喜ぶ広場も用意され、色風船の森もあり、光を使った新たな芸術空間の出現を感じた。
その中にいる人々も、既に参加する人となり、参加型の光芸術とでも定義できるのではないかと思った。その証拠に人物に色のついた光があたり、その対象が動くことも計算されている景色のようだった。
2時間ぐらいその空間にいたのであろうか、そろそろ疲れも感じてきたので、「EXIT」を探し、その施設の外へと出た。
青海駅の向こうには、海の上に汽船が見えて、晴れた空気の中に綺麗に感じた。
その日は、それから新橋に出て、JR総武快速線で市川駅まで帰った。
厚着をしていたので、少し汗ばんでいた。
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