東大病院の裏手から上野不忍の池へ出る(その197)
3月21日その日の14時ごろ、お茶の水聖橋口から東大病院に見舞いに行った帰り、その裏手の門から外に出ると、そこは不忍の池の入り口であった。...
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3月21日その日の14時ごろ、お茶の水聖橋口から東大病院に見舞いに行った帰り、その裏手の門から外に出ると、そこは不忍の池の入り口であった。
病院棟の窓から外を見ると、スワン型の色とりどりのボートが池の上に浮かんでいる光景が、直ぐそこに見えたので、もしやと思って裏手の道を探ってみたのだった。
広い池には、カモメと思しき鳥が、所狭しと飛んでいた。風が強く、欄干に止まっている鳥も、風に押され空中に飛び立つ者もいた。
春うららの風の強いその日は、多くの人が春の一時を楽しんでいるかのように感じた。その日の午前中には東京の桜の開花が告げられていた。
少し歩くと、鳥の声が一層激しい一角に遭遇した。鳥の声などというレベルではなく騒々しいと言っても良い程であった。
カモメと雀がごっちゃになって、大きな奇声を上げていた。その様子は動画で見ていただく方が分かりやすいと感じ、早速カメラを向けて撮影した。
木の枝に、数えきれないほどの雀が留まって、盛んにさえずっていた。
弁天堂の方に足を向けると、そこには大勢の観光客が狭い道に広がっていた。
やはり外国人が多いように感じた。
上野の山を上り、西郷像の脇を通って、JR上野駅に向かい、その日の小さな旅を終えた。
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本郷の東大病院からお茶の水駅界隈まで(その196)
3月17日、その日の午前9時半頃、JR市川駅から総武緩行線に乗り、お茶の水駅まで行った。...
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3月17日、その日の午前9時半頃、JR市川駅から総武緩行線に乗り、お茶の水駅まで行った。
それほど寒くはなかったが、薄曇りのはっきりしない天候だった。
お茶の水駅の聖橋口に出ると、東大病院行の都バスに乗った。
家族が入院して、その見舞いに行くところだった。
1時間ほどして見舞いが終わると、病院の入り口辺りから、4Kカメラを右手で支え、東大の本部棟などを通りすがりに撮影し、竜岡門を出た。
すぐ隣に、文京体育館があり、それを抜けると、元富士署の横を通り、順天堂大学へと向かった。
順天堂病院の向かい側には、東京医科歯科大学がそびえ、その辺りは白い巨塔が屹立していた。
お茶の水の橋から、中央総武線を臨むと、神田川と並び堀割型の地形に朱色や黄色の電車が、時折走っているのが見えた。
お茶の水口側から聖橋口方面に歩き、更にソラシティに向かうと、ニコライ堂から12時の時間を告げるチャイムが流れていた。
坂を下りてゆくと、日大理工学部の新しいビル校舎にぶち当たり、その隣に中央大学記念ホールが連なっていた。
その辺りには、日大歯学部の新たな校舎がこの秋に開校するとの看板が立っていた。
更に、歩くと日大病院や予備校の駿台などが立ち並び、大学や病院の一大集積地であった。
聖口界隈を一周した後、その改札口から、駅中に入り、そのまま市川駅まで総武線に揺られて帰宅した。
電車の中は、日曜らしく、リラックスした乗客が多かった。
市川駅に着くと午前12時を少し回っていた。
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小石川植物園を楽しむ(その195)
3月10日、その日の朝9時半頃、市川駅から総武緩行線に乗って水道橋まで行き、そこから都営三田線に乗り換えて「白山」駅まで行った。...
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3月10日、その日の朝9時半頃、市川駅から総武緩行線に乗って水道橋まで行き、そこから都営三田線に乗り換えて「白山」駅まで行った。
初春らしく暖かい陽気であったが、はっきりしない空模様であった。
白山駅を降りて、急な坂道を歩いて行くと、お目当ての小石川植物園の入り口に辿り着いた。
入り口の看板には、東京大学付属植物園と銘記されていた。
中に入ると、空間が広く、草木が茂り、少し茫漠とした感じがした。
かなり歩くと、赤い花が付いた木々が目に入ってきた。
早咲きの桜や梅の木のようだった。その辺りでも、それを対象に盛んにシャッターを切っている人がいた。
さらに奥に歩いてゆくと、池があり、その向こうに梅林が見えてきた。
その林の中で、キャンバスを広げ、絵画を楽しんでいる人が見えた。
梅林には、赤や白の梅の花が見事に咲き誇り、素晴らしい眺めであった。
池には、鯉が泳ぎ、その向こうには、旧東京医学校本館の赤い建物が瀟洒な、その存在をを誇っている様であった。
日本庭園の池を楽しみながら、歩いていると、池の中の白い鳥の佇まいに目が留まった。
その鳥は、餌を探しているらしく、静かな動きの中で、時折鋭く水中にそのくちばしを伸ばし、獲物をゲットしていた。
水面に映る、その優雅な姿と、時折見せる鋭い動きが、対照的で、生き物の本質的な部分に接したような感じがした。
見たこともない竹の種類を横目にしながら、歩いてゆくと入ってきた正門に行きつき、その植物園を後にした。
その辺りの地形は、急な坂があり、歩いていると息が切れてしまった。
その日は、白山駅に戻り、来た順路と同じ経路で、市川駅へと帰路に就いた。
市川駅に着いたのは、12時を少し回った頃であった。
冬のダウンジャケットを着ていたので、少し暑さを感じた。
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