桜とチューリップの競演・渓流の花筏に赤いチューリップの姿が浮かぶ・昭和公園にて(その201)
4月14日、その日の朝8時半に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、中央特快青梅行に乗り換え、約1時間かけて西立川の昭和公園まで行った。...
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4月14日、その日の朝8時半に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、中央特快青梅行に乗り換え、約1時間かけて西立川の昭和公園まで行った。
駅直結の橋を渡ると、直ぐにその公園の入り口に着いた。
園内は広大だったが、昨年も何回か来ているので、記憶を辿り「チューリップ」が咲いている渓流広場に急いだ。
空はどんよりとしていたが、水滴は落ちていなかった。
ボート乗り場を横に見て、橋を渡ると、目当てのチューリップ畑が目に入ってきた。
赤、白、黄色、それに混色のチューリップが視界一杯に広がってきた。
早速、4Kビデオを構え、綺麗な色が広がる渓流一帯を歩き始めた。
小鳥たちのさえずる声がうるさい程聞こえ、見物客の感嘆する声も耳に入ってきた。
この世のものとは思えないほどの綺麗な極彩色を放ち、チューリップは辺り一杯に咲き誇っていた。
この公園のチューリップ畑は、良くデザインされ、色のコーディネーションも非の打ちどころがなかった。
渓流には桜の花がほぼ満開の状態で、咲き誇り、その花が水にひらひらと舞い降りていた。
水面には、桜の花筏が浮かび、そこに赤いチューリップの花郡が映り込み、揺れていた。
見物客の大半は、スマホやカメラで、その様子を歓声を上げながら、盛んに収めていた。
かなり広いその園を歩きながら、ビデオに収めていると、人々の感嘆する声が耳に入ってきた。
子供、大人を問わず、喜びの声が自然と出てくるといった様子であった。
チューリップと桜の競演は、この日だけの特別サービスの様に思えた。
桜の満開の時期は、とうに過ぎている筈であったが、アップダウンする気候の所為で、今日までその盛りを維持しているといったことだと理解した。
そこに、チューリップの見どころが重なり、川面の桜の花筏に、チューリップが写り込むといった情景が、実現したのだ。
そういう意味では、奇跡的であり、もう二度とお目にかかれない情景だと、勝手に感動した。
広い公園、その一角で、春の美しさを満喫し、その日は帰途に就いた。
シャツの上に、ショートコートを羽織っていただけで、寒さも感じず、快適であった。
市川駅に戻ったのは午後1時頃であった。
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隅田川の両岸に咲く桜並木(その200)
4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。...
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4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。
朝から、春うららの陽気であった。
駅から人力車が往来する雑踏を抜けて、隅田川沿いの隅田公園入り口にやってくる頃には、やっと雲の向こうから日が差し始めていた。
9時半頃という、まだ早い時間のせいか、それほどの人込みではなかった。
とはいっても、人の流れは絶えず、賑やかさを感じさせた。
隅田川の台東区側の堤を歩くと、もう既にブルーシートに人が座って、宴会の準備をしている様が見て取れた。
スカイツリーなどの定番の景色に混ざり、桜が並木となり、美しく咲き誇っていた。
ピンク一色の中には、赤い花や黄色い花が時折、バリエーションを添えていた。
中には、和服を装った、一見東洋人と分かる女性の姿も、彩を添えていた。
並木を歩く人々は、みんなリラックスをし、「満開の桜」を楽しんでいる様だった。
話す言葉から東洋人に混じって、南欧からの観光客が多いような気がした。
川面には、大型の遊覧船が浮かび、「花遊び」を堪能する多くの観光客が楽しんでいる姿が見えた。
そうした船は、何隻も言問橋近くの、川幅使い、Uターンをして川下の方に下って行った。
言問橋を渡って、墨田区側に渡り、両国方向にしばらく歩くと、馴染みのない綺麗な公園が目の前に現れた。
まだ整備途中なのかも知れないが、なかなか瀟洒な桜をベースにした公園であった。スカイツリーが木々に隠れシュルエットとして背後に映り、趣を添えていた。
暫らく、その公園内を歩き、隅田川の川辺り戻ると、川との境の柵に止まった2羽のカモメが目についた。
盛んに、自分の頭辺りの掃除をしているような仕草を見せていた。白い体に黒い頭が愛らしさを感じさせた。
川面には、水上ジェットの集団が川上からやってきて、けたたましい轟音を残し、水上を去って行った。
その日は、もう一度言問橋に戻り、桜を見納め、浅草駅から、帰宅の途に就いた。
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千鳥ヶ淵に枝垂れる満開の桜(その199)
3月31日、その日の朝10時前に、JR市川駅から総武緩行線に乗って秋葉原駅まで行った。...
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3月31日、その日の朝10時前に、JR市川駅から総武緩行線に乗って秋葉原駅まで行った。
そこから都営新宿線に乗り換え「九段下」駅で降りた。
階段を上り、北の丸公園の入り口に着くと大勢の観光客に囲まれ桜に染まった皇居お堀端があった。
人々が、思い思いにスマホやカメラを向け、記念の写真を撮っている関係で、景色の良い場所は奪い合い状態であった。
堀に映る満開の桜は、艶やかで、ボートに乗って堀の中を散策する人々の様子も、春うららを感じさせた。
11時ごろになると、雲が覆っていた空に、太陽が顔をのぞかせた。
大勢の人の波に乗って、歩いてゆくと、いろいろな人の会話が耳に入ってきた。
地方からこのために上京してきた人々もいれば、様々な国の人の声も入ってきた。
その人たちの会話を聞いていると、この千鳥ヶ淵の桜は、もう世界的に有名な名所となっているのだろうと感じた。
勿論、外国人が何をしゃべっているのかは、全ては分からないが、発する言葉の大きさや抑揚などやしぐさなどで、その満足度が伝わってきた。
満開のこのタイミングを狙ってやってくる観光客は、本当に幸せな人々であると思った。
これだけの景色は、そうざらにはないと感じた。
そして、明日からは、目の前の桜の花びらが、ひらひらと落ちてゆくことになる。
毎年、この時期のほぼ1週間ほどが、見ごろであって、それを逃すと少し残念な気分を感じさせる。「桜満開のタイミング」は、なんとも貴重な瞬間である。
赤っぽいピンクの桜も良いが、白に薄くピンクが混じり、全体的にみると白っぽい、少しピンクが混ざるその風情は、なんとも心地が良いものである。
この時ばかりは、こうした景色を、身近に見ることができる幸運に思わず感謝をしてしまう。
その日は、千鳥ヶ淵の中頃で、折っ返して帰路に就いた。
九段下駅に戻ると、階段一杯に人の集団が溢れ、大混雑となっていた。
半蔵門線に乗り、錦糸町でJRに乗り換えて、市川駅に戻った。12時頃であった。
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