「つつじ」に魅せられて、根津神社から六義園まで(その202)
4月21日、その日の朝9時半頃、市川駅からJR総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、そこで東京メトロ千代田線に乗り換え、2つ先の根津駅で降りた。...
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4月21日、その日の朝9時半頃、市川駅からJR総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、そこで東京メトロ千代田線に乗り換え、2つ先の根津駅で降りた。
根津駅のホームは変わっており、下りが地下2階で、上りが地下1階となっていた。
地上に出て、看板に従い5分くらい歩くと、「根津神社」の鳥居が見えてきた。
中に入ると、池があり、その周りに「つつじ」が綺麗に咲いていた。
満開かと思われるその花は、真っ赤に、そして紫に、白にというように高い垣根一杯まで咲き誇っていた。
10時頃であったが、人が多く、なかなかビデオカメラが向けられない状態であった。池の中では錦鯉が悠然と泳いでいた。
入場料を払って、庭の中に入ると、更に人の山が続いた。
つつじの見事さも、さることながら、見学客の人込みも凄いものであった。
高低差を作り、高台まで、見事なつつじの色彩に圧倒されながらカメラを回していると、日本人でも地方からやってきた人々や外国人の賞賛の声があちらこちらから聞こえてきた。
空では雲雀が鳴く声が聞こえ、太陽は時折顔を出していた。
つつじの花は、強い赤色や紫、そして白色等、色彩が豊かで、その色の発散も強いように感じた。
ここ根津のつつじは、相当に交配され、色鮮やかさやその種類が豊富に感じた。
高所から見下ろせば、赤い鳥居の連続性や池や大鳥居がつつじの中に、綺麗にマッピングされ、調和を感じさせた。
その圧倒されるような、しかも日本的な雰囲気も感じさせるつつじの園を満喫し、その社から離れた。
季節の「つつじ」に魅せられて、タクシーを捕まえ、近くにある「六義園」に行くことにした。
その園に入ると、名物の特大の桜の木は既に、青々とした葉っぱの木として迎えてくれた。
池を見ながら、奥に入っていくと、色鮮やかなつつじの花の群生が目に入ってきた。
丘のような形状の高台まで登り、つつじの群生をカメラに収めると、広い池の周辺に植えられた綺麗な緑に染まった木々がまた一段と日本風の美しさを醸し出していた。
この季節の日本庭園の美しさは、桜や紅葉とは違った趣を感じさせてくれた。
心の中で、「むーむ」と呟き、そんな景色に触れている、満足感を充分に味わうことができた。
暫し、つつじに癒されて、駒込口に歩いていると、秋に見た紅葉が青々とした葉を付け、小川の周りに群生し、記憶の中にある紅葉の赤く染まった景色とダブって、美しい情景を混合させた。
その日は、JR駒沢駅から山手線に乗り、そのまま「つつじ」の色香に包まれて帰宅の途に就いた。
暑くも寒くもない、春爛漫の午前中であった。
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桜とチューリップの競演・渓流の花筏に赤いチューリップの姿が浮かぶ・昭和公園にて(その201)
4月14日、その日の朝8時半に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、中央特快青梅行に乗り換え、約1時間かけて西立川の昭和公園まで行った。...
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4月14日、その日の朝8時半に、JR市川駅から総武緩行線に乗って、お茶の水駅まで行き、中央特快青梅行に乗り換え、約1時間かけて西立川の昭和公園まで行った。
駅直結の橋を渡ると、直ぐにその公園の入り口に着いた。
園内は広大だったが、昨年も何回か来ているので、記憶を辿り「チューリップ」が咲いている渓流広場に急いだ。
空はどんよりとしていたが、水滴は落ちていなかった。
ボート乗り場を横に見て、橋を渡ると、目当てのチューリップ畑が目に入ってきた。
赤、白、黄色、それに混色のチューリップが視界一杯に広がってきた。
早速、4Kビデオを構え、綺麗な色が広がる渓流一帯を歩き始めた。
小鳥たちのさえずる声がうるさい程聞こえ、見物客の感嘆する声も耳に入ってきた。
この世のものとは思えないほどの綺麗な極彩色を放ち、チューリップは辺り一杯に咲き誇っていた。
この公園のチューリップ畑は、良くデザインされ、色のコーディネーションも非の打ちどころがなかった。
渓流には桜の花がほぼ満開の状態で、咲き誇り、その花が水にひらひらと舞い降りていた。
水面には、桜の花筏が浮かび、そこに赤いチューリップの花郡が映り込み、揺れていた。
見物客の大半は、スマホやカメラで、その様子を歓声を上げながら、盛んに収めていた。
かなり広いその園を歩きながら、ビデオに収めていると、人々の感嘆する声が耳に入ってきた。
子供、大人を問わず、喜びの声が自然と出てくるといった様子であった。
チューリップと桜の競演は、この日だけの特別サービスの様に思えた。
桜の満開の時期は、とうに過ぎている筈であったが、アップダウンする気候の所為で、今日までその盛りを維持しているといったことだと理解した。
そこに、チューリップの見どころが重なり、川面の桜の花筏に、チューリップが写り込むといった情景が、実現したのだ。
そういう意味では、奇跡的であり、もう二度とお目にかかれない情景だと、勝手に感動した。
広い公園、その一角で、春の美しさを満喫し、その日は帰途に就いた。
シャツの上に、ショートコートを羽織っていただけで、寒さも感じず、快適であった。
市川駅に戻ったのは午後1時頃であった。
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隅田川の両岸に咲く桜並木(その200)
4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。...
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4月7日、その日の朝9時ごろ、市川駅からJR総武緩行線に乗って、浅草橋駅まで行き、そこから都営浅草線に乗り換え、「浅草」駅まで行った。
朝から、春うららの陽気であった。
駅から人力車が往来する雑踏を抜けて、隅田川沿いの隅田公園入り口にやってくる頃には、やっと雲の向こうから日が差し始めていた。
9時半頃という、まだ早い時間のせいか、それほどの人込みではなかった。
とはいっても、人の流れは絶えず、賑やかさを感じさせた。
隅田川の台東区側の堤を歩くと、もう既にブルーシートに人が座って、宴会の準備をしている様が見て取れた。
スカイツリーなどの定番の景色に混ざり、桜が並木となり、美しく咲き誇っていた。
ピンク一色の中には、赤い花や黄色い花が時折、バリエーションを添えていた。
中には、和服を装った、一見東洋人と分かる女性の姿も、彩を添えていた。
並木を歩く人々は、みんなリラックスをし、「満開の桜」を楽しんでいる様だった。
話す言葉から東洋人に混じって、南欧からの観光客が多いような気がした。
川面には、大型の遊覧船が浮かび、「花遊び」を堪能する多くの観光客が楽しんでいる姿が見えた。
そうした船は、何隻も言問橋近くの、川幅使い、Uターンをして川下の方に下って行った。
言問橋を渡って、墨田区側に渡り、両国方向にしばらく歩くと、馴染みのない綺麗な公園が目の前に現れた。
まだ整備途中なのかも知れないが、なかなか瀟洒な桜をベースにした公園であった。スカイツリーが木々に隠れシュルエットとして背後に映り、趣を添えていた。
暫らく、その公園内を歩き、隅田川の川辺り戻ると、川との境の柵に止まった2羽のカモメが目についた。
盛んに、自分の頭辺りの掃除をしているような仕草を見せていた。白い体に黒い頭が愛らしさを感じさせた。
川面には、水上ジェットの集団が川上からやってきて、けたたましい轟音を残し、水上を去って行った。
その日は、もう一度言問橋に戻り、桜を見納め、浅草駅から、帰宅の途に就いた。
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