【あの一言】
永濱利廣の発言まとめ
特集・トランプ次期政権・石破政権はどう向き合う 米中の関税のかけ合いで結局何が起きたかというと、そのあおりを受けた日本経済が2018年11月から景気後退しており、ここには注意が必要。石破政権が経済成長のエンジンとしてやろうとしているのが、生産拠点の国内回帰とか、外資系企業の国内への直接投資を増やすことだが、トランプ氏がやろうとしているのはむしろ、それを米国に持ってこさせようとしている。そうなると半導体についてだが、日本は製造装置だとかの国内生産は強いのだが、仮にこういうところまで米国に生産拠点をもっていかれてしまうと日本の成長のエンジンの種が持って行かれてしまうことになる。ここは抵抗していかないとまずいだろう。
2024/11/16 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
特集・さまざまな「年収の壁」各党の主張は 立憲民主党が出しているような形にすれば働き控えの緩和効果は期待できるのではないか。ただ、もともと国民民主党が言っているのはインフレで取り過ぎた税収を取り戻すということで、これだけでは不十分な部分もある。そこの部分について国民民主党がどちらを重視しているのかというところで変わってくると思う。
2024/11/16 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
特集・さまざまな「年収の壁」各党の主張は これだけ減税になれば当然消費の一部は活性化する。このうちの2割ぐらいは自然増収で戻ってくる形なのであまり過度に税収が足りないというところを重視するべきではない。とはいえ、穴が出ることは確か。最低限の生活をするのに必要な所得には課税しないという趣旨からすると消費者物価ではなく、生活必需品の物価だけで計算すると128万円、食料品の物価上昇だけで計算すると140万ぐらいなので最終的にはそれぐらいに落ち着くのではないか。
2024/11/16 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
特集・少数与党での国会運営・どうなる?「政治とカネ」 マーケットは今回の結果について好感をもって受け止めている。もともと石破政権の金融政策と財政政策のタカ派的なスタンスが警戒されていたが、結果として国民民主党がキャスティングボードを握ったので金融財政がハト派にいくのではないかとの期待が大きい。これまでの自公政権の安定政権の中ではなかなか進まなかったような年収の壁を中心とした改革も進むという期待も高まっている。
2024/11/16 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
各党の「経済政策」現実味は あまり目立っていないがブラケットクリープ現象がインフレで起きていて、税収がめちゃめちゃ上振れしている。もう1つ気になるのは日本の財政の議論が20年前からアップデートされていないこと。最先端の世界の財政の議論は政府債務残高のGDP比とかよりも、すこし緩めて利払い費のGDPをおさえるとか、財政赤字の適温理論といって減らすのを是とせず、経済を支えるために適切な水準にするとかの議論が広がってきている。アップデートすればもう少し収支を改善するということではなく、幅広い財政ができるのではないか。
2024/10/24 BSフジ[プライムニュース]
特集・17年ぶり日銀利上げ・この先の景気判断は 実は政府の月例報告で大きな変更があった。アベノミクスに関する三本の矢の文言が削除された。これは脱アベノミクスを示している。私が考える最悪のシナリオは日銀がマイナス金利を解除し、政府がデフレ脱却宣言をし、骨太の方針で2025年プライマリーバランス黒字化の復活。そう流れていくと結局、日本経済は悪くなる。そうなると、きっかけを作ったのは日銀というふうに言われかねない。
2024/03/23 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・銀行預金・住宅ローン・暮らしへの影響は 利上げをしても住宅ローン金利の負担は増えるが、預金の利息は増えるプラスもあるという意見がある。しかし例え預金の利息が少々増えたとしても、消費を増やそうかという話にはならない。住宅ローンの金利が上がり、利払いの負担が増えれば、節約の大きな要因となる。住宅ローン金利が上がると家賃も上がる可能性が出てくる。投資用の不動産はローンを組んで買っている人もいるので、そういう人が支払いの負担が増える為、家賃に上乗せしてくる動きが既に出そうな状況になっている。
2024/03/23 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・2%の物価上昇・どこまで続くか 好循環の確認はできていない。特にサービス価格というのは持続的に個人消費が増えていかないといけないが、GDPベースの個人消費は3期連続でマイナス。1-3月も厳しそうで、経済の好循環には全然なっていない。内閣府・政府もまだデフレ脱却宣言をしていない。
2024/03/23 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・日銀・17年ぶり利上げ・専門家の評価は… 短期プライムレートが上がってしまうと、住宅ローンの変動金利とか企業融資の負担とかが増えてしまうので、そうなった場合は今回の選択は正しくなかったということになる。
2024/03/23 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
株価4万円超の背景と期待感 日本株と日本経済は別物。日経平均株価は日本を代表するような225銘柄で構成されている。そういった企業はほとんど海外で稼いでいる。株価の形成はグローバルでどれだけ将来、収益期待があるかというところで買われる。日経平均株価を見て日本の経済と対比して考えること自体がおかしいこと。今回4万円を超えたのは世界的な生成AIブームで上がっている。日経平均株価が最高値を更新したと言うが、TOPIXはバブル前の最高値を更新していない。日本の株全体がバブルを超えたとは言えない。
2024/03/08 BSフジ[プライムニュース]
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