【あの一言】
川上高司の発言まとめ
米国「地位協定」めぐる攻防・各国の改訂交渉と実情は… 問題の根幹は日本が米国と喧嘩できないというところにある。イタリアは「俺たちはバチカンを持っている。キリスト教の中心地なのだから米国は我々に絶対従う」とまで言っている。要するにイタリアはバチカンに守られているので米国と喧嘩できる。核は落ちない。米軍も喜んでイタリアにいる。ドイツはドイツで歴史的に見るとドイツ人は米国のアングロサクソンの仲間である。ところが日本の場合は、米国と全く何も関係なくアジアの国なので、ASEAN、台湾も韓国とかをもっと引き入れて米国に喧嘩をするぐらいの交渉力を持たないと地位協定は変わらない。中国も力を伸ばしてきているので米国を(日本から)捕まえて絶対に逃がさないようにしないと逃げていく可能性がある。喧嘩外交のバーゲニングチップを日本は持っていない。
2022/01/14 BSフジ[プライムニュース]
在日米軍基地の“感染拡大”・なぜ遅れた?日本政府の対応 政権の転換点。岸田政権の方が色んなことで忙しく、恐らく根幹まで進言する人がいなかった。米国大使館の方もちょうど大使の交代期で領事がそれほど動いていない。外務省とも官同士のコミュニケーションが薄くなって油断しているところにこういう事象があったのではないか。官邸と官僚の疎通が少し薄くなっている。
2022/01/14 BSフジ[プライムニュース]
北朝鮮が弾道ミサイル発射・防衛相「日本のEEZ外に落下と推定」 米国の制裁への反発というより、淡々と開発している。米国、日本が進めていたミサイルディフェンス、いわゆる拒否的抑止が終わった。今は懲罰的抑止に入っている。そうでないと北朝鮮、中国のミサイルは抑止できない。北朝鮮、中国、ロシアまで極超音速ミサイルを開発している。それに対して迎撃するのは極めて難しい。したがって敵基地攻撃能力、INFが必要。そうしないと太刀打ちできない。
2022/01/14 BSフジ[プライムニュース]
予想以上に米国のクラッシュというか、どこで止まるのか見えないのが一番の危機感。ピルズベリーという学者が100年マラソンという本で2049年には米中が逆転すると言っていた。これがもう少し早まり、もしかしたら1年から1年半かかって新型コロナウイルスの後にそれが起こる可能性があるのではないか。
2020/04/16 BSフジ[プライムニュース]
最悪の事態を想定した場合にはシナリオ1のトップ1として我々は米中逆転が目の前に来た世界を考えるべき。パワーが逆転する時には必ず何か起こる。米国は経済的、人口的、政治的、ミリタリー的などでナンバー1だが、中国がだんだん追い上げてくるので、焦って今なら中国と戦って勝てるかもしれないと思うかもしれない。もしくは中国が誤解して米国が弱くなっているので尖閣諸島や台湾を取りに来ても大丈夫だと誤解する可能性がある。
2020/04/16 BSフジ[プライムニュース]
米国・イラン沖で有志連合結成へ 自衛隊はホルムズ海峡に行かざるを得なくなる。米国は大統領選挙前でどんどん危機感を高めている。6月には日本に向かっている船舶が攻撃を受け、英国も攻撃を受けるなど危機感が高まっている。今はフェイズ1で海賊に対する船舶の護衛艦を振り向けるというところで対処できる。米国が言う有志連合に日本がどういう形で入るのかといえば、おそらく途中で自衛隊法に基づく海上警備行動に切り替えざるを得なくなる。ただ、それだと日本に関係する船しか守れないので不満が起きる可能性もあるため、新たな事態に即応した特措法の制定が考えられる。この措置に海上警備行動から転用できないかと考えている。
2019/07/13 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
安保協議「日米2+2」を読み解く・北朝鮮情勢への連携とは? 共同文書にCVIDが入ったのはトランプ大統領の北朝鮮に対するフェーズが変わったということ。これから先は遠慮なくやるということ。
2019/04/22 BSフジ[プライムニュース]
北の挑発・韓国の離反・中国の覇権拡大・日米2+2と「新時代」の日米同盟 マティス国防長官が辞めたことは士気力、ホワイトハウス内でのコミュニケーションに不安があり、今後どうメイクアップしていくのか。おそらくそのために1年8ヵ月2+2があいてしまった。
2019/04/22 BSフジ[プライムニュース]
どうなる米朝首脳会談・北朝鮮問題を読み解く 今のところのトランプ大統領の考え方は、北朝鮮に対しては和平であり、イランに対してはどちらかというと厳しい。5月14日にエルサレムに米国大使館を移転するというスケジュールも入っている。5月12日にイランの制裁停止の措置が切れるが中東で色んな不満が燻っている。それを解消するため中東に目を向け始めるだろう。
2018/03/18 NHK総合[日曜討論]
分析「ほほえみ外交」北朝鮮にどう向き合う 潮目はまだ変わっていない。しかしながら今後、北朝鮮と韓国との話し合いが展開されていく中で、米国が北朝鮮を先制攻撃するタイミングを逸した場合には、米国と北朝鮮の対話という局面に入ってくる可能性もある。その時に日本にとって最悪なのは、今持っているミサイルをとりあえずフリーズするという話になること。これは何としてでも避けたい。
2018/02/18 NHK総合[日曜討論]
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