【あの一言】
北岡伸一の発言まとめ
シリーズ激動する世界と日本・国連“機能不全”改革は 弱体化した国連を強化するという方向で努力する必要がある。1つは国連の議論のやり方を変える、つまり拒否権をどうするかということ。いまも国連憲章には常任理事国は“ソ連”と書いてある。ロシアがその継承国家であるという決定はしていない。ロシアは継承国家ではないという決議を国連総会でやると同時に紛争当事国は安保理常任理事国といえども棄権すべきだという議論を高めることが必要。もう1つは“準常任理事国”をつくること。
2022/08/28 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
戦後70年談話・北岡「日本は侵略した」と指摘 たとえば満州事変では、事実として明らかに侵略したし、違法性もある。日本が『侵略していない』と言ったら、何の反省もしていないという無用な口実をあたえるだけ。(戦後)50年と70年で言うことが多少違ってくるのは当然のこと。有識者会合のレポートを基に安倍首相がどのような談話を出すかは私たちの宿題ではない。過去をわれわれ自身が反省し、謝罪のためではなく過去を振り返りどう未来に生かすかという姿勢で臨めばいい。
2015/04/10 BSフジ[プライムニュース]
「戦後70年談話」懇談会座長代理の発言 私はもちろん歴史学的にも侵略だと思っている。学者としては自分の説にいろんな人が従ってほしいと思うのは当然だ。
2015/03/15 TBSテレビ[サンデーモーニング]
いずれ徴兵制が復活するのでは? 実際のところこれまでPKOを柔軟にしようという時に立ちふさがってきたのは、内閣法制局の集団的自衛権行使はまかりならぬという解釈だった。集団的自衛権行使の禁止の拡大解釈が妨害になっていた。集団的自衛権は、ずっと先延ばしになり、地方選挙の直前で決まったら公明党はもっと困る。早めに決めて選挙までにほとぼりがさめていてほしいという考え方もある。どうなるかは安倍さん、自民党首脳、公明党首脳の考え次第だ。
2014/05/24 テレビ東京[週刊ニュース新書]
いずれ徴兵制が復活するのでは? 日米安保があると皆さん言うが、安保は米国がやめると言えば1年で終わる。その時になお日本1国で守れるのかと言えば、巨大な軍拡をしなければ守れない。信頼できる国と提携して協力を強化するのはむしろ軍事費を突出させない穏健な工夫だ。
2014/05/24 テレビ東京[週刊ニュース新書]
今後の安全保障政策は 実際のところ南スーダンには自衛隊を派遣していているが、情勢は非常に不安定である。周りの部隊もJICAの職員も助けに行けない。これでいいのか。明日、情勢が危険になるかも知れない。集団的自衛権の中でも周辺事態法の改正は絶対に必要。少なくとも集団的自衛権の禁止というのではなく、部分的には穴を開けなくてはならない。より具体的な必要性に着眼して議論を迅速にやっていく必要がある。
2014/05/16 NHK総合[NHKスペシャル]
集団的自衛権“容認求める提言に” 結束していれば個々の国が襲われる可能性が低く、個別的自衛権はよいが集団的自衛権はダメだというのは最初から間違った考え方だ。
2013/09/11 BS1[BSニュース]
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