【あの一言】
植野大作の発言まとめ
与党惨敗で政治情勢は不透明・日銀の利上げシナリオへの影響は… 為替に対する影響は2つ考え方があって、1つは財政赤字拡張、経済に刺激が入ることで、日銀は利上げに動きやすくなる。長期金利も上がり、円高になる。(一方で)明確な財源措置もないまま、国民民主党の要求を丸呑みして、日本の財政赤字拡大懸念が広がること自体は、円売り要因になるという考え方もある。金利上昇圧力による円高要因と、財政赤字、財政不安による円安要因の綱引きになり、どっちに為替が反応するのかというのは、ちょっとやってみないとわからない。微妙な状況。
2024/11/02 BS-TBS[Bizスクエア]
円の荒い値動き・企業も困惑…介入効果も「どんどん小さく」 私の経験からすると為替介入以外でこういう動きは絶対にしないと思うので、(為替介入はあったと)ほぼ断言していい。狙いが2つあり、1つは160円台をどうしても突破させたくないというメッセージを送りたかった。2つ目は24時間、どんなタイミングでもかなりの規模の介入ができるという実力を見せたかった。ただ、何回もできるからといって同じ効果がずっと期待できるかというとそんなことはなく、引き起こせる円高ショックはどんどんどんどん小さくなっていく。
2024/05/02 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
FRB利上げで“終結宣言”「来年3回利下げ」でダウ過熱 来年前半のどこかで米国が利下げを始めれば140円台はキープできなくなり、130円台にはしっかりと下がると思う。
2023/12/16 BS-TBS[Bizスクエア]
<きょうの経済視点>専門家が一歩先を読む 資本主義国の株や金利とか、為替というのは本来、自然体の市場メカニズムに任せて動くべきだが、主要な先進国では現在日本だけが3つの市場で人為的な需給操作や価格統制を行っている。例えば世界の主要中央銀行で民間の株を大量に買って持っているのは日銀だけ。長期金利に強力な天井制限をかけているのも日本だけ。為替に関してこの秋に政府は巨額の外貨準備を取り崩し市場に介入した。現在の日本は人口が減り続けているのに政府の借金は増えていて1人当たりの借金額がすごく増えている。必要以上に市場介入を行いマーケットの警告を聞かずにいると将来どこかの時点でしっぺ返しをくらう恐れがある。
2022/11/28 テレビ東京[Newsモーニング・サテライト]
<今週のマーケット>今週の為替は 円安が終わって、円高局面がすでに始まっていると判断するにはまだ早すぎる。インフレ楽観論が広がり、米国で株価が反発して長期金利が下がり、ドル安が進むと米国の経済や物価に余計な刺激が入るので、これまでの金融引き締めの効果が弱まってしまう。そうなると今後、より高い利上げが行われる可能性がある。
2022/11/28 テレビ東京[Newsモーニング・サテライト]
<エコノコンパス>3年ぶり114円台・円安圧力どこまで 今の原油とドルの関係には違和感がある。原油価格の決定要因は大きく分けると為替要因と需給要因の2つがあるが、今の局面ではドルが高くなっているのに原油もあがっている。為替要因を陵駕するぐらい、原油需給がひっ迫している。平成の頃までは米国は原油の純輸入国だったが、令和になってからは原油の純輸出国に代わってきているため、原油とドルの関係も微妙に変わりつつある。
2021/10/22 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
中国・人民元「第3の通貨」に・日本への影響は? 人民元が上がり、購買力が強くなりすぎると、日本の土地や不動産がとんでもない高値で買い占められるとか、世界でとれる希少金属などの入札で、日本がついていけない値段で買い負けしてしまうことがある。日本の地方の観光地や都市部のショッピング街で、爆買いがさらにパワーアップする可能性もある。もう一つは中国製工業製品や農作物の値段も上がるので、中国製品と競争している日本の町工場や農家にとって、競争条件が緩和するというプラスの面もある。
2015/12/01 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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