【あの一言】
古川勝久の発言まとめ
綻び「北朝鮮専門家パネル」延長を否決・ロシアが拒否権…制裁逃れ加速か (安保理で北朝鮮専門家パネル延長が否決されたのは)朝鮮半島をめぐる地政学が大きく変わった象徴的な出来事。国連安保理の中では伝統的に中東問題ではロシアが主導し、中国が追随するという構図。他方、北東アジア、特に北朝鮮については中国が主導してロシアが追随するという暗黙のルールがあった。今回、北朝鮮制裁の無効化を図ることをロシアが主導し、中国が嫌々追随するという構図が浮き彫りになっている。
2024/04/01 BS日テレ[深層NEWS]
北朝鮮・外相“日本との接触拒否”表明・妹・与正氏・相次ぐ談話で揺さぶり 昨年12月に北朝鮮は日本のことをジャップと蔑称で呼んでいた。それが突然1月の初旬には能登半島地震時には追悼の辞を述べ、岸田首相を閣下と呼び始めた。一連のこうした動きは岸田総理の方からのいろんなルートで首脳会談の働きかけに応じて北朝鮮は態度を変えてきたということ。北朝鮮からすれば欲しいものは経済支援と、朝鮮半島有事の時に日本が米軍支援に回らないことだけ。今はロシアとタイアップする方向に切り替えており日朝関係の重みがすごく下がっている。日本との関係を正常化させることは彼らにとって重要度は高くない。
2024/04/01 BS日テレ[深層NEWS]
北朝鮮・外相“日本との接触拒否”表明・妹・与正氏・相次ぐ談話で揺さぶり 金正恩はこの数年間を、戦争準備を完成させると位置付けている。実際の戦争に向けた準備を進めてきている。つまり開戦の意思があることを何度も表明している。実際に軍事力も開戦を見据えたものにしている。そうした中で米国も韓国も北朝鮮との有効な外交ラインというものが確保できていないことがこの数年間続いている。どこかの国が北朝鮮に危険な軍事行動を起こさないように米国・西側との意思疎通のチャネルを持っておくことが必要。今の状況でそれができるのは日本政府でこうした外交努力は必要。
2024/04/01 BS日テレ[深層NEWS]
特集・深化する中露関係・今後の展開は 日本企業が製造している製品、部品がロシア製の兵器、あるいはイラン製無人機から見つかっており、米国やEUの2次制裁を受けるリスクがある。取引している相手が対ロシア制裁違反になっている可能性を真剣に受け止め、取引停止などの措置を含めて見直す必要がある。
2023/08/05 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・ロシア制裁に抜け穴?・中国ドローン輸出の裏側 今年になってから中国からロシアへのドローン輸出額が激減しているのは2つの見方がある。1つは中国当局が欧米の圧力を受けて取締りをやった可能性。もう1つの可能性としてはより巧妙にドローンであってもドローンではないという申告で別の品目で申告あるいは密輸ルートなど、正規の申告が必要ないルートでやっている可能性がある。
2023/08/05 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・核をめぐる世界の動き・ウクライナ戦況に与える影響 プーチン大統領は昨年から何度も核使用の威嚇をしているが、実際にロシアの核保管庫、核兵器を運用する部隊の基地などを衛星からモニタリングしている政府外の専門家コミュニティや、ロシアの戦略ロケット部隊の通信を傍受して分析しているチームなどは(ロシアには)全く動きがないと言っている。つまりプーチン大統領の核使用の脅しが紙や言葉の上での脅しであるとの見方がかなり定着してきて、脅しのレトリックがなかなか通用しなくなってきたといえる。
2023/04/01 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・核実験への布石?・北朝鮮ミサイル発射急増 現在の安保理の状況というのは2015年頃の状況に少し似てきているが、質的に変わってきているのは北朝鮮と中国・ロシアの間における安全保障。中でも軍事的な協力が進行中であるかのようなニュアンスの声明を特に北朝鮮とロシアが出すようになってきている。かつてはロシアも中国も北朝鮮との軍事的協力についてはやってはいけないという最低限のラインがあったが、ウクライナ戦争が始まって以来、ロシアも北朝鮮も安全保障分野における戦略的・戦術的な協力を深化させようとしている。北朝鮮・中国・ロシアの関係というものが質的に変化しつつあり、このような状況に歯止めをかけるには日本・韓国・西側諸国と一体になってしっかりと2次制裁していくしかない。
2022/10/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
北朝鮮・核弾頭の製造どこまで 間違いなく去年の夏以降、一貫して核物質の生産を非常に急いで北朝鮮が行っている。これは金正恩総書記の号令である核兵器の大量生産の目標を実現するために、寧辺の原子力セクターをフル稼働させているということ。
2022/01/18 BS-TBS[報道1930]
特集・南北統一・文大統領の思惑は トランプ大統領がそもそも朝鮮半島にさほど関心がないのが最大の問題。韓国が北朝鮮からマツタケを受け取ったり、南北の共同連絡事務所に燃料を補給したり、こういうものはすべて国連の安保理の承諾なしでやっており全て違反。トランプ大統領はそういうものを止めようともせず見逃してきた。北朝鮮が短距離ミサイルを撃って国連安保理違反をしてもおとがめなし。こういう大統領なので隙を突いて文大統領が南北経済交流を目的に少しずつ国連安全保障理事会制裁違反をおかしてもトランプ大統領は気にしない。
2020/06/13 BSジャパ ン[日経プラス10サタデー]
緊迫・冷え込む米朝関係・思惑は・「Xmasプレゼントは米国次第」 ハーバード大学・グレアムアリソン教授はトランプ大統領が安全保障上、北朝鮮を脅威と考えて行動しているとの前提で議論をしているが、実際にはトランプ大統領はアジア地域の安定を考えているというよりも前任者がやっていなかったことを成し遂げたと言いたがる傾向が非常に強い。中身がないものであっても自分だから成し遂げたという合意を来年絶対にほしいと考えている。
2019/12/20 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
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