【あの一言】
伊藤融の発言まとめ
上海協力機構首脳会議・インドの思惑は 上海協力機構は今回、インドが正式加盟してから初めての議長国で、当面対面で開催されるものと考えられていた。その潮目が変わってきたのが5月20日で、インド・モディ首相とウクライナ・ゼレンスキー大統領との会談だったのではないか。世界で最も注目されるサミットの場で両者の固い握手や解決へ向けて「できることはなんでもする」とのモディ首相の言葉が報じられた。インドにしてみれば上海協力機構で今、プーチン大統領をニューデリーに呼びゼレンスキー大統領と約束した“解決に向けた道筋”を全く示せないまま、プーチン大統領と握手している姿をゼレンスキー大統領や米国、西側社会に見せるわけにはいかなかった。
2023/07/04 NHK総合・東京[ニュースウォッチ9]
特集・カメレオン外交のインド・外交戦略は変わるのか 厳密にいえば今のモディ政権はどこの国とも同じように積極的に関わっていく。特定の国だけに偏らないというスタンスを取っている。今のモディ政権は非同盟ではなく、マルチアライメント(多同盟)。いろいろな国と等距離で付き合っていくという姿勢。
2023/06/24 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
徹底分析「グローバルサウス」から見た世界 債務の罠の問題は援助の受け手側からも深刻に捉えられている。スリランカの経済危機は中国依存が危ないとして、しばしばインドが引用する部分でもある。西側諸国も中国とデカップリングする中で、インドはG20の議長国としてグローバルサウスという概念を持ち出して自分たちが中国に取って代わりたい思惑がある。
2023/04/09 NHK総合・東京[日曜討論]
特集・欧州の艦船アジアへ・なぜいまなのか 特にフランスに関してインドはインド洋でも基地とか拠点を持っている。ここでインドフランスは共同で対処していくという動きを最近強めている。こうした流れの一環でインドは歓迎している。
2021/08/07 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・欧州の艦船アジアへ・なぜいまなのか 特にフランスに関してインドはインド洋でも基地とか拠点を持っている。ここでインドフランスは共同で対処していくという動きを最近強めている。こうした流れの一環でインドは歓迎している。
2021/08/07 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・非同盟のインド・クアッド参加の思惑は インドのサプライチェーンが中国に組み込まれているということもあって、なかなか中国との経済関係を否定することはインドにとって難しい。経済関係以上に実際に戦闘が起きたことがインドの態度をより慎重にさせている。中国が軍事的に脅威だから日米豪に近づくのかといえば、そうではなく、インドは自力で中国と戦わなくてはならないためますます慎重にならざるを得ない。インドはマスク外交では中国にしてやられたが、ワクチン外交では中国に負けるわけにはいかない。今回、日米豪がインドの各国へのワクチン供与の仕組みを助けるかのような枠組みを提供したため、インドとして乗るしかないと判断した。
2021/03/13 BSテレ東[日経プラス10サタデー]
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