【あの一言】
中北浩爾の発言まとめ
日本政治の行方は 今、与党は一部の野党の協力を得ないと予算も法律も通らないという状況だが、その一部の野党からしても支持者が納得できないと賛成できないし、今度参議院選挙もあるわけだが、そうした中で痛みを伴うような改革というのは先送りされる傾向が強まる。逆に言うと国民に短期的な受けがいいような政策がどんどん通っていくということになりかねない。その結果として何が起きるかというと、財政規律が緩んでいくということが予想される。
2024/11/03 NHK総合・東京[日曜討論]
<徹底解説・ニュース最前線>自民党が新方針“裏金”原則公認から一転 (自民党内の反発は)出る。安倍派5人衆の中で唯一生き残っているのは岸田さんとの関係が深い松野元官房長官、菅さんとの関係が深い武田さん、石破さんを今回応援していた衛藤さんは生き残っている。結局は石破グループ、石破さんを応援した人は巧みにそこから除かれている形になっている。高市さんを最初から応援していた萩生田さんがターゲットになっている。脱安倍の流れで高市さん陣営にはかなり打撃となる。不満が出ても選挙で戻ってこなければ結局石破下ろしみたいな動きが取りにくくなる。
2024/10/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
<徹底解説・ニュース最前線>自民党が新方針“裏金”原則公認から一転 石破さんは明らかにかなり踏み込んだ。特にその中に萩生田さんが入っているのは政局的にも非常に重い。安倍さんの寵愛を受けて岸田さん、菅さんとの関係も深く、森さんからも次は萩生田さんとまで言われていたほどの人。その安倍派の次を担う萩生田さんが、つまり裏金の問題だけでなく統一教会の問題もある大玉に非公認という球が当たったことは非常に大きなこと。比例重複が処分されなかった人、幹事長からの厳重注意だった人にも及んでくるというのも第二の衝撃。二重の意味で今回の決定というのは想像を超えた対処だったといえる。
2024/10/06 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
政治は変われるか~新党首決定の舞台裏~ 総裁選挙の中で石破さんは「金融所得課税を強化する」と発言して、かなり強い批判を浴びて、岸田政権の成長と分配の好循環であるとか、貯蓄から投資へという流れを引き継ぐと明言した。その上で石破カラーというものをどうやってつけていくのかという問題がある。石破さんは格差の是正ということを強調してきたわけであり、最低賃金の引き上げの加速であるとか、岸田政権に当初導入された超富裕層に対するミニマムタックスを強化していくとか、さまざまな方法があると思う。経済のロジックということを重視しながらも一方で、石破カラーをどう打ち出していけるか、現実と理想、これをどう両立させていくのかを追求してもらいたい。
2024/09/29 NHK総合・東京[NHKスペシャル]
激戦「自民総裁選」解雇規制見直しは…・論戦「自民総裁選」波紋呼ぶ解雇規制見直し 金銭解決の方は制度設計によっては労働者側に有利な設計も可能。今回、進次郎氏が言っていることは解雇回避努力の部分が要件になっている。今であれば役員報酬の削減だとか、希望退職の募集とかいう形を行っているが、そういうことを外し、リスキリングとか再就職支援をやればOKだとなると、これは明らかに緩和。それを緩和ではないと言っているところが非常に矛盾しており、言行不一致と言われても仕方がない。解雇したからそちらに送り出そうというやり方は安い日本を作り出すようなやり方で今の時代にそぐわない。
2024/09/16 BS-TBS[報道1930]
中央大学法学部教授・中北浩爾 自民党の体質に金権的な部分はどうしてもある、個人商店の連合体みたいな組織をどう束ねるのかは結構難しい、お金が潤滑油のようにまわっている。
2024/09/15 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
中央大学法学部教授・中北浩爾 政治にはある種透明性をちゃんと担保しなきゃいけないところとある種秘密性を担保しなきゃ回らないという両方がある。きちんと区分けしながら議論していかないといびつな民主主義になる。
2024/09/15 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
総裁選・石破氏を生直撃・推薦人の確保は・11人の名前挙がる“乱戦模様” 派閥のたがが緩んでおり、我も我もという形になり、この人数に膨れ上がっている。長い安倍一強時代が続き、他方でいろいろな問題もあった。その問題というのが旧統一教会問題、政治と金の問題が噴出し、今回の総裁選へとつながっている。この局面で石破氏が勝つことは自民党的には非常に重要なことであるが、推薦人集めに非常に苦労している。石破氏が出れないという中で総裁選が行われるとある意味、主役を欠いた形の総裁選になることが非常に危惧される。
2024/08/19 BS日テレ[深層NEWS]
特集・4派閥が解散表明・麻生・茂木派は存続へ 完全に政局になっている。総理は追い込まれた形で派閥解散を打って、そこに賭けて仕掛けてきたが、最も追い込まれたのが茂木氏と麻生氏。茂木氏は納得できず、今、安倍派の5人衆・塩谷座長といったところが離党すべきではないかという話になっている。
2024/01/27 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
<風をよむ>“総裁選の行方” 政治資金制度改革が行われ、派閥が企業団体献金を受け取れなくなり、集金力が著しく減退した一方で、党は巨額の正当交付金を受け取れるようになった。政治資金をめぐるパワーバランスが派閥から党を運営する執行部に移動した。
2021/09/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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