【あの一言】
特集・台湾周辺で大規模軍事演習・中国の思惑は
笹川平和財団上席フェロー・小原凡司 今回の演習は部隊の練度を上げるためのものではない。あくまでもイメージ戦略。実際に大規模な軍事演習を行おうと思えば準備にも相当の時間が必要になる。今回の動きを見ていると中国側が主張している実戦にすぐに移れるとする根拠がよくわからない。いつはじめていつ終わるか分からなくする効果も狙った可能性がある。中国が言う新常態、ニューノーマルというステージを上げようとしている。
2024/10/19 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
東京財団政策研究所主席研究員・柯隆 (今回の台湾包囲演習が)仮に認知戦、あるいは台湾の人たちに恐怖を与えることを狙ったのだとすれば、ほとんど意味がなかった。なぜかといえばその時、台湾の株は下がっていなかったし、東京もニューヨークも下がらなかった。マーケットというのは一番軍事・地政学リスクに敏感なはずだが、織り込み済でありまったく影響はなかったということ。
2024/10/19 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
|