【あの一言】
緊迫・イランへの“核関連施設”攻撃は?バイデン政権と対応協議
明海大学教授・小谷哲男 問題はイランの核施設がかなり深い地下にあり、米軍が今持っているバンカーバスター地中貫通弾でも届かないのではないかと言われていること。届かなければ破壊できず失敗に終わってしまう可能性がある。
2024/10/08 BS日テレ[深層NEWS]
明海大学教授・小谷哲男 今回これまでと違うのがヒズボラの軍事能力をかなり削いだこと。これまではヒズボラの軍事力があるがゆえにイスラエルの攻撃は抑止されてきた。今回ヒズボラの軍事力を弱体化させたということで、実はバイデン政権の中でも(ヒズボラへの攻撃を)考えている人たちがいる。ヒズボラこそが目の上のタンコブだったが、それが取れたというので米国の中でもかなり大規模な報復に積極的な声というのが確実に高まっている。
2024/10/08 BS日テレ[深層NEWS]
慶応大学教授・田中浩一郎 イスラエルが核施設を狙う可能性も捨てきれない。なぜかというと昨年のハマスの攻撃を受けた翌日に報復を始めた時点から既にイスラエルは紛争の拡大や拡散を狙っていたように見える。ある種、抑制的に対応してエスカレーションを避けようとする米国、イラン、ヒズボラなどとは最初から逆の方向を向いていた。むしろヒズボラ、イランも巻き込みたかった。拡大した暁には米国がイスラエルと共に戦い、場合によっては欧州の国々も出てくる。それによって最終的にはハマスだけでなくヒズボラ、イランを全て無力化したいという壮大な計画をそもそも持っていた。千載一遇のチャンスを得たイスラエルが今後核関連施設への攻撃を一切行わないというのは考えにくい。
2024/10/08 BS日テレ[深層NEWS]
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