【あの一言】
円安の謎…なぜ?経常黒字が過去最大も謎の円安の正体は
みずほ銀行・唐鎌大輔 旅行産業・観光産業は人が足らないので、いずれ供給制約から旅行黒字はピークアウトするだろう。一方でデジタルサービスは毎年のように値上げされていく。行きつくところはサービス収支の赤字拡大。今は3兆かもしれないが、これが将来的には5兆、8兆、10兆となっていけば無視できない存在となってくる。その帳尻を何で合わせるのかといえば円安で合わせるしかなくなってしまうのではないかという怖さがある。
2024/10/08 BSテレ東[日経NEXT]
みずほ銀行・唐鎌大輔 大分、報道されているものとは内容が異なる。(なぜ第一次所得収支の中の現地法人の収益を日本企業が日本に戻さないのかといえば)理由は日本に拠点を置いていたのでは儲からないから。要は期待収益率が高い投資機会が日本にはないというのが日本企業の本音。もう1点は国内に拠点を回帰させるよう頑張っても人手不足の日本で誰が働くのかという問題がある。これに加え原発の事故で東半分の電力の供給にストップがかかった状態にある。この電力の問題と人手の問題が存在する不安定なエリアに企業は投資しない。それが日本にお金を戻さない理由になっている。
2024/10/08 BSテレ東[日経NEXT]
みずほ銀行・唐鎌大輔 経常黒字ということで入ってくる外貨は多いはずであるが今年、去年、一昨年と日本は通貨安になっている。経常黒字でこれだけ稼いでいる国が通貨安で困っているというのは教科書では教えてくれない事実。この黒字は正しいのかという疑問は持つべき。
2024/10/08 BSテレ東[日経NEXT]
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