【あの一言】
ネタニヤフ首相、止まらない強硬路線・中東先鋭化はプーチン氏にプラス?
防衛研究所研究幹事・兵頭慎治 プーチンにとってはウクライナへの関心が相対的に下げ、ウクライナに対する軍事支援を低下させたい。グローバルサウスで反米感情を高めながらアラブ諸国を取り込んでいきたいという思いがあり、これまでも米国の中東政策の失敗であるとか米国のロシアとイスラエルに対するダブルスタンダードをうまく利用してきた側面がある。
2024/10/03 BS-TBS[報道1930]
明海大学教授・小谷哲男 米国が今、一番恐れているのは(イスラエルからの)石油施設・核施設への攻撃。そこまで行くとイランとしても黙っていられなくなる。核施設への攻撃があれば核開発を実際にやる可能性は高まるだろう。米国は今、イランは1週間あれば核開発できる能力を持っているとみている。石油施設の攻撃であればイランがホルムズ海峡を封鎖するという動きを見せる可能性がある。そうなるとインフレの中、原油価格が上がり米国国内でガソリン価格が上がり大統領選でハリス副大統領大統領にとって大きなダメージとなる。ナタニヤフにとってはトランプを勝たせるためにエスカレートさせる可能性も否定できない。
2024/10/03 BS-TBS[報道1930]
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