【あの一言】
なぜ?“令和のコメ騒動”波紋…備蓄米は放出せず
報道1930キャスター編集長・松原耕二 根底には政府の減反政策がある。政策としてギリギリの生産体制に誘導していることが何かちょっとでも起きるともう足りなくなってしまうことだと思う。食料自給率確か日本は本当に低い。だからこそ100%自給できる米が日本人の本当に最後の砦みたいなところがある。
2024/09/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 1960年代から70年頃、日本というのは約1400万トンから1500万トンの米というのを作り、需要もあった。ところが、どんどん日本人の食生活も変わっていって今、米を食べるのが年間約700万トンで、約半分になってしまった。パスタとか、パンだとか小麦に移行して海外から年間600万トン近くの小麦を輸入するようになったが、その小麦が輸入インフレ円安のインパクトでもってバーンと高くなったから、パイが小さくなって半分になっている米でというところ。食の安定というのは意外なほど脆いんだなということをよく考える必要がある。日本全体のカロリーベースの食料自給率は38%に過ぎないが、東京都はゼロで大阪府は1%なんていう状況にある。政府任せとか期待とかだけじゃなくて、我々自身も食っていうものに関する安定化に対して知恵を持って生きていく必要がある。
2024/09/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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