【あの一言】
解説・米国大統領選に翻弄される日鉄・USスチール買収の見通しは…
ピクテジャパンシニアフェロー・市川眞一 これまでもバイデン大統領は反対とは言ってきた。反対というのはあくまでも見解であるが、今回、中止の命令をするということになれば権力の行使ということになり、規模がまったく変わってくる。さらにここで脱炭素を行っていかなくてはならないことになるので非常に厳しい状況にあることは間違いない。9月10日にはハリス副大統領とトランプ前大統領の討論会が行われるが、この中でひとつの争点がこの問題になる可能性があった。ペンシルバニア州というのは今回の大統領選挙で最大の激戦地であり、そこを失うことができないという危機感がバイデン大統領の判断にはつながったのではないか。
2024/09/05 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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