【あの一言】
徹底分析・米国大統領選
早稲田大学教授・中林美恵子 トランプ氏が大統領になった場合には、予算にしても何にしても、駆け引きの対象になる可能性がある。おそらくウクライナに譲歩を迫る方向になっていく。そうなると、民主主義はどうなるのか、世界の秩序はどうなるのか、モラルはどうなるのかというところで、世界中に激震が走るだろう。
2024/06/30 NHK総合・東京[日曜討論 徹底分析 アメリカ大統領選挙 世界は 日本は]
東京大学大学院教授・鈴木一人 どちらが大統領になっても、今後米国は自由貿易に背を向け、国際社会に背を向けていく。そうなるとやはり今まで日本が米国に頼ってきた安全保障の分野、それから米国市場。日本はその投資国として米国一本足打法みたいな形でやっているビジネスをこれから継続していくことがもしかしたら難しくなっていく。
2024/06/30 NHK総合・東京[日曜討論 徹底分析 アメリカ大統領選挙 世界は 日本は]
同志社大学准教授・三牧聖子 トランプ候補が言った「私だったら(ウクライナ戦争は)起きていなかった」というのは誰も証明できないこと。しかし世論調査を見ると意外にもトランプ大統領の時代の方が平和だったと答えている。外交は本当はバイデン大統領のトランプ氏に対する明確なアドバンテージだったはずだが、実際、外交面でも最近の世論調査だと何をするか分からないトランプ氏の方が支持を集めている。
0024/06/30 NHK総合・東京[日曜討論 徹底分析 アメリカ大統領選挙 世界は 日本は]
みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部長・安井明彦 根本的に難しいのはどちらの候補が勝った場合でも落としどころが見えないというところ。バイデンさんは方向性を示してはいるが、それが安定的な解決になるのかどうなのか。どちらの候補が勝ったにしても戦争はすぐには解決しない。そうするとどちらの候補が勝ったにしても米国人はだんだん戦争に疲れていく。こういう大きなストーリーは変わらない。
0024/06/30 NHK総合・東京[日曜討論 徹底分析 アメリカ大統領選挙 世界は 日本は]
元駐米国大使・藤崎一郎 大事なのはヒスパニックの人たちの心理。先に(移民で)入っちゃっている人は雲の糸みたいに後から入ってくる人にあまり同情を持たないで「もう閉めていいよ」という感じになっている。今ヒスパニックの中におけるバイデン支持が半分ぐらいになっている。米国の人口のうちヒスパニックがだいたい18%ぐらいで占めておりものすごい影響がある。
0024/06/30 NHK総合・東京[日曜討論 徹底分析 アメリカ大統領選挙 世界は 日本は]
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