【あの一言】
特集・高まる“軍事同盟”の懸念・露朝新条約を読み解く
防衛省防衛研究所研究幹事・兵頭慎治 朝鮮半島有事にプーチン大統領は巻き込まれたくないと思っている。ウクライナ戦争で手一杯。東にロシアのリソースを振り向ける余裕は全くない。第4条に関してもできれば合意したくはなかった。そこが両首脳の会見時の温度差になって表れている。なぜロシアが北朝鮮に接近しているかといえば、これまでは核使用を示唆しながら欧米諸国のウクライナへの軍事支援を抑止してきたが、どうもその効力がなくなってきたと思い始めているから。次のカードとして北朝鮮への軍事的接近の動きを見せながら領内攻撃の激化を避けようとしている。
2024/06/22 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
慶應義塾大学教授・礒崎敦仁 もともとロシアと北朝鮮では国家の規模、格が違う。ソ連の最高指導者は一度も平壌を訪れたことがない。そういった中でこの条約をこの時期に再び引き出したということの意義は北朝鮮にとっては対中関係を考える上では非常に大きい。
2024/06/22 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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