【あの一言】
危機感が足りない?自民党・政治とカネ…改革の本気度は
寺島実郎 政権交代可能な代議制民主主義を作るというのがやっぱり政治改革の大きな方向感。48%の人が政権交代を望むみたいな世論調査が出ているが、本当に野党で大丈夫なのかという問題がもう一方である。日本人がこの先どうやって飯食っていくのかとか、経済産業政策について代替案があるのかなど、アベノミクスを超えていくような政策構想を野党が提示できるのか。政権交代なんていうところまで国民が踏み込む決断をするかどうかを議論する局面にまで来ている。
2024/05/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
浜田敬子 自民党政治そのものがお金を中心に回ってきた。例えば派閥にしても、お金を集めてそれを配ることで求心力を得るとか、企業団体からもらったお金で、ある種の利益誘導政治をしてきた。このお金の流れを透明化したり、改革すると、自分たちがどうやって政治をしていけばいいのか、どうやって選挙をしていけばいいのかがもう分からないのではないか。
2024/05/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ジャーナリスト・青木理 今週、中国新聞が、官房機密費、つまり政府の金がどうも選挙の時に使われていたと官房長官経験者が証言したというスクープが出ていた。つまり民主主義の根幹である選挙を、国の金を使ってやっていたということで、公平性公正性というのが失われている。金というのは残念ながら権力のあるところに集まり、政権与党であればあるほど金が集まるという仕組みになっている。こういう金の使い方を許せば、選挙で圧倒的に政権与党の方が強くなってしまう。企業団体献金というのを根本的に考え直すか、せめてお金の入りと出をきちんと透明化する、あるいは両方しないと選挙で圧倒的に政権与党が強くて野党側には金がなくて結局政権交代も起きずに政治が停滞していくことになる。
2024/05/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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