【あの一言】
解説・円急騰・為替介入の観測も・一連の攻防どう見る?
ピクテジャパン・シニアフェロー・市川眞一 米国・FRBはこれだけ量的緩和したように見えて対GDP比27%、ECBも46%。日本は123%で相当大きな量的緩和をしてきた。これは裏を返せば通貨のベースとなるべき中央銀行が供給するマネタリーベースを大量に供給しているということ。何かをきっかけにこれが市中にどんどん出てきてマネーストックが増えていくと円が過剰供給になるので円安になる。これもファンダメンタルズ。市場はこのリスクを見て円を売っているというところがあり、構造的なこの問題に対して介入だけで立ち向かうというのはなかなか難しい。
2024/05/02 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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