【あの一言】
特集・明日で半年・ガザ侵攻の行方
慶應義塾大学教授・錦田愛子 ガザに対してはこれまでも何度も空爆・地上侵攻が行われてきたが、その時の最大の犠牲者でも二千数百人程度の犠牲者だった。今、既に15倍以上の方が亡くなっており、非常に深刻な事態。爆撃だけでなく、今回の戦闘は長期にわたってガザが封鎖されている影響で、餓死者が数十人出ている。これは人為的な封鎖による餓死にほかならず、戦略的にそうした民間人が犠牲にされているのは看過しがたいこと。イスラエル側の兵士に600人以上の死者が出ていることも前例のないことで、戦闘の深刻さがうかがえる。
2024/04/06 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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