【あの一言】
日銀が異次元緩和を終了・アベノミクスの副作用は?
松原耕二 日銀・植田総裁は緩和的金融環境は当面続けると言っている。本当は早く手じまいしたいが、ゆっくり正常化に向かわざるを得ない。裏を返せばいかに副作用が多いということで、いかに異常な政策が続いてきたかということでもある。異常な政策を正常化するのに後の人が苦労することになる。当初、円安に振れたことで輸出が増えて利益が増えた企業にとって(異次元の金融緩和)はありがたかったが、副作用があるのにズルズルとこれを続けてしまった。アベノミクスはつけを後回しにする目先の政治の象徴だった。今回なぜマイナス金利の解除ができたかといえば裏金問題で安倍派が沈黙したから。
2024/03/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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