【あの一言】
緊張・フィリピンと中国・対立激化・南シナ海の主権めぐり
元陸上自衛隊中部方面総監・山下裕貴 中国側が現状変更をしにかかっている。それに対して周辺国であるベトナム、フィリピン、マレーシア、台湾各国との摩擦が発生している状況。この南沙地域は海底資源が豊富で112億バレルの原油が眠っていると言われている。中東だと1112億バレル、ヨーロッパだと98億バレル。日本の年間輸入の9倍近い量と言われる天然資源がある。またこの場は漁場でもあり、水産資源も豊富。日本の原油輸送の30%、天然ガスの50%がこの地域を通ってきており、日本にとっても死活的な地域。
2024/03/21 BS日テレ[深層NEWS]
笹川平和財団上席フェロー・小原凡司 米国は南シナ海で中国が軍事的に自由に活動できるようになることを非常に警戒している。そこでフィリピンとの関係を強化し、使用できる軍事基地の数を5から10に増やすというようなことをやっている。バシー海峡などをにらんで中国海軍の船や潜水艦などが自由に出入りできないようにしたい。潜水艦が自由に出入りできるようになると米国本土に対する核抑止の問題にも関わってくる。
2024/03/21 BS日テレ[深層NEWS]
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