【あの一言】
結局は補助金?・経済安保の作法
明星大学経営学部教授・細川昌彦 今までは経済効率一辺倒で、儲かるからホタテを中国に売ってきたし、儲かるから訪日外国人として中国人を受け入れてきたが、リスク対応がものすごく大事な局面になってきた。今の中国の対応を見ればそうせざるを得ない。多少コストが高くなっても分散化しておかないと危ない。
2023/10/07 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
政策アナリスト・元経済産業省・石川和男 鄧小平の頃から「どんどん中国に来てください」という政策に乗って日本企業はどんどん進出していったが、その先にどういうことがあるかというところまで想像できていなかった。少なくとも今の局面において日本は脱中国に舵を切らざるをえない。
2023/10/07 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
明治大学国際日本学部講師・ジャーナリスト・近藤大介 ちょうど1年前の国交正常化50周年あたりから中国は「新時代の要求にふさわしい中日関係を築く」と言い続けているが、これが何を意味するかといえば日本に対し、上から目線での外交を行うこと。経済安保も含めてそうしたリスク、保険を考えていかないと、単に儲かればいいという時代ではもはやない。
2023/10/07 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
政策アナリスト・元経済産業省・石川和男 政府の対応は後手後手。福島の処理水について中国があそこまで水産物を拒否するとは想像していなかった。そもそも外国から嫌がらせをされてそれに対して国が補償するということ自体考えられない。
2023/10/07 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
明星大学経営学部教授・細川昌彦 対外的に損害を救済し、ダメージがない状態を作るのは(中国に)対抗する上で重要。中国向けのホタテガイは中国に輸出しそこで加工して米国に輸出している。わざわざ危ない中国で加工する必要はない。今回の補助金は日本国内で加工して米国に輸出するなど、構造を変えていく、強い構造を作っていく予算だと思えば良い。東南アジアなどに工場を移して多角化するのも良い。
2023/10/07 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
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