【あの一言】
日銀“政策修正”物価・賃金は・日本経済は
連合総研主幹研究員・中村天江 賃金が上がる労働移動ができないから今の状況があり、発想を転換する必要がある。どうしたら賃金が上がる転職が可能になるのか、そのための受け入れの仕方、仕組みのあり方を議論していかないとマクロ政策経済で流動化が必要だと言ったところで個人の行動が変わらないのはそこに議論のひずみがあるから。個人にとって労働移動できる環境の整備が合わせて必要。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
経済同友会代表幹事・新浪剛史 諮問会議のあり方というのを今までのデフレ経済からモデラートなインフレ経済に合った形に変えていこうということをこれからやっていくので方向性は大きく変わる。歳出改革をどう位置付けるかは本当に効果のあることだけをしっかりやっていき、そうではないものについては見直す、ワイズスペンディングにしていく。大きく経済運営のやり方を変えないといけない。今までと見える風景が大きく変わったので運営の仕方も変えるべき。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
第一生命経済研究所・首席エコノミスト・永濱利廣 個人的に懸念しているのは中国経済。これだけ世界的なインフレが進む中で中国だけデフレ。これは30年前の日本と一緒で不動産バブル崩壊の予兆が出ている。そうなると最大の貿易相手国・日本とすれば貿易面で注意が必要。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
SMBC日興証券・シニアフェロー・森田長太郎 米国の景気が減速しない見方が強まってきている。結果として来年もなかなか利下げが実現しない。そうなった時には為替はどうしても円安傾向が続き、為替を通じて日本にインフレの輸出をやり続ける格好になる。日本にとって物価の上昇リスクが出てくる可能性がある。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
連合総研主幹研究員・中村天江 数字で出ている名目賃金だけを見ていると国民生活の実態を見誤ることになる。社会保険料の増加もすごく影響が大きく、本当に影響を与える人たちのところに必要な情報が届いていないし、必要な施策がまだまだ不十分。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
連合総研・主幹研究員・中村天江 ある種の二極化が起きている。過去1年間の世帯収支で黒字の人が3割いるが、赤字の方も3割弱いてイーブンな状態になっている。賃金の変化の見通しも増える見通しの人が20%、減る見通しの人が18%ということで、取り残されている人が相当数いる。
2023/08/06 NHK総合・東京[日曜討論]
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