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2024年11月24日(日)
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【あの一言】
電力想定外~つまづいた自由化
政策アナリスト・元経済産業省・石川和男
2016年の電力全面自由化の時には電気料金の上昇は抑制されるし、安定供給も同時にできると言っていた。実際には違っていた。安定供給と安価なものというのは両立しない。自由化して料金が高くなってもいいという国民がいれば話は別だが、規制下に戻さない限りは料金は高くなる。安定供給と安価なもの両方を追求するには自由化政策を反省し、見直すしかない。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

エネルギー経済社会研究所代表・松尾豪
移行期にはどうしても火力電源を残す必要がある。これを維持しておかないと、風が止まったから、太陽が照らなかったから停電するということが、ある日突然起きてしまうことになる。火力を維持するための仕組みが必要で、それはある意味協調の中で管理コストの合理化をし、競争の範囲を狭めないと電源間の競争をやっていたのではカーボンニュートラルは達成できない。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

国際環境経済研究所理事・主席研究員・東北大学特任教授・竹内純子
日本で電気代を下げようとするなら再生可能エネルギーと原子力をうまく使っていくしかない。料金を抑えるのであれば手段は限られている。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

エネルギー経済社会研究所代表・松尾豪
日本で電気代が上がる要因として3つ上げられる。まず、省エネ、製造業が拡大していないなどの理由で、市場規模が縮小しているにもかかわらず、新電力が入ってきたこと。また、固定買取価格制度も要因の一つ。そして長期の事業リスクが自由化では取れないことも要因となっている。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

国際環境経済研究所理事・主席研究員・東北大学特任教授・竹内純子
電力会社はけしからんというパフォーマンスを政府が見せたいということがすごくある。これは意味がある圧縮ではなく、元からある燃料費調整制度をただやり直しただけ。あたかも政府が電力会社にムチを振るって電力料金を下げさせたといっているようにも見えるが、結果的に値上げを引き延ばしているに過ぎない。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

政策アナリスト・元経済産業省・石川和男
電気料金高騰はロシアのウクライナの侵攻によるものだとよく言われるが、日本の電気代高騰は、制度を日本人が改定したことによるもので人災。
2023/04/22 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]

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