【あの一言】
「サハリン1・2」で権益維持・日本のエネルギー資源調達の課題
明星大学経営学部教授・細川昌彦 今、サハリン2は日本のLNGの輸入の9%を占めている。これが一挙になくなれば電力危機どころか、停電になりかねず、絶対あってはならないこと。日本の安全保障としてはG7の他の国を説得してサハリン2を維持していくのは当然のこと。中長期的に9%のままオペレーションできるかどうかに関してはリスクがある。技術が追い付かない。日本はオマーンなどロシア以外からのLNGを調達する努力をやっている。
2023/03/28 BSフジ[プライムニュース]
ロシアユーラシア政治経済ビジネス研究所所長・隈部兼作 サハリン1、2というのは海洋であり気象的にも非常に厳しい場所にある。西側の制裁により150の工区については協力しないことになっている。こうしたところの天然ガスや原油については欧米のメジャーでないと、まともにオペレーションができない。2年に1回ぐらいの割合でメンテナンスが必要になるが、必ず西側の高度な技術、部品、オペレーターが必要になる。それが手に入らないとこれまで通りに生産が必ずできるという保証がない。日本の企業もこうしたところでは欧米メジャーと一緒になってやってきたが、欧米の抜けた今、どうやってメンテナンスをやっていくのかが大きな問題になってくる。
2023/03/28 BSフジ[プライムニュース]
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