【あの一言】
揺れる国際社会 日本の針路は
学習院大学教授・江藤名保子 中国との対話口が開いたので外交的には中国の思惑に飲み込まれないようにしたたかに付き合っていくことが必要。その際に協調すべきところは協調すべきだが、自分達の主張を呑んでもらうためには経済的なパワー、軍事的なパワーをしっかりと持つことが必要。他方で日本において軍事安全保障の力を備える際、アジア諸国にもきめ細かな説明をする必要がある。
2022/11/20 NHK総合・東京[日曜討論]
東京大学大学院教授・鈴木一人 米国における対中強硬論は続く。共和党の下院議長がどういう立場を取るのかによって方向性が変わってくる。中国と軍事的、イデオロギー的な対立が経済的な対立に持ち込まれていくエスカレーションというのがこれから議会を中心にバイデン政権の考えとどこまでうまく調整できるのかということが課題となってくる。
2022/11/20 NHK総合・東京[日曜討論]
学習院大学教授・江藤名保子 米国議会の中国に対する厳しさというものが中国からみれば非常に怖い部分。非常に強い議論が出てきている。それが必ずしも政策に直結するわけではないが、非常に悪い状態になっているということが中国側にも感じられている。それが今回の一連の会議で中国が協調的な姿勢を演出して見せた理由で、その背後にあるのは米国がどこまでデカップリングを拡大させるつもりなのか最終ラインがまだ見えていないということ。
2022/11/20 NHK総合・東京[日曜討論]
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