【あの一言】
日英関係…現状と課題は
ニッセイ基礎研究所研究理事・伊藤さゆり TPPに英国が入ってくれることによって、高いスタンダードが守られるということへの期待も日本では非常に高い。その一方で、英国の能力の限界を日本としては意識しておかなければならない。ロシアの問題、ウクライナの問題が出たところで、米国のアジア太平洋傾斜と言ってもどうしてもヨーロッパと2つに勢力がそがれてしまうと言われているが、同じことが英国にも言えて、ヨーロッパについても一定程度、安全保障などではこれから先、想定していたよりも資源を割いていかなければならなくなる。安全保障面では協力する立場だが、米国ほどの大きな影響力を行使できるというわけではなく、英国はどちらかというと安全保障の面も含めて経済的な利益というところに非常に関心がある。
2022/09/06 BS日テレ[深層NEWS]
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